オーパーツとしても世界的に有名な巨石遺構の1つがイースター島にあるモアイ像です。

領土的には南米のチリの領内に位置しますが、イースター島の位置は本土から大きく離れていて、いわば絶海の孤島状態なのです。

付近にある無人島までの最短距離でも約400キロメートル離れており、チリの首都であるサンディエゴからは西に3700キロメートルもの距離があります。

このイースター島の歴史も謎が多く、近くに大きな島がないにも関わらず、これまでに約900体ものモアイ像が発見されています。

一見すると、イースター島やモアイ像はレイラインには関係ないと思われるかも知れませんが、いくつかの説ではイースター島もレイライン上にあるとされています。

イースター島の位置

地図参照:グーグル・マップ

上記はグーグル・マップを使用してイースター島の位置にピンを指したものです。

チリのある南米大陸からは大きく西に離れた南太平洋の上にポツンと浮かんだ島。これがイースター島です。

地球が丸く見えるような位置まで引き伸ばして、ようやく南米大陸が入るほどイースター島は周囲から隔絶されており、とても文明があったとは思えないような位置にあります。

現在、イースター島への渡航方法は主に観光地で有名なタヒチが国際中継地点となっており、そのタヒチからも4000キロメートル離れています。

ちなみに、4000キロメートルという距離は、日本の本州を北から南の端まで含めた距離の約2.7倍です。

イースター島の歴史の謎

イースター島は海底火山の爆発によって形成された島であるというのが通説になっていますが、一部の研究者の間ではアトランティスなど失われた大陸に関する名残であるという考え方もあります。

イースター島には現在でも約6000人以上の人々が暮らしていますが、最初にこの島に入植したのは、古代中国の漢民族の一部が南下してきたポリネシア人だという説が主流です。

入植の時期については、およそ西暦400~500年頃、西暦800年頃、西暦1200年頃と諸説ありますが、これらの説は研究段階であり、ハッキリとした時期は確証されていません。

このイースター島の歴史において、最も不可思議なのは何故、このような孤島にポリネシア人が入植をしたのか?ということです。

イースター島が外部の人間に発見されたのは比較的近年であり、1722年にオランダの海軍提督であるヤーコップ・ローフェーンという人物であったそうです。この時、ヤーコップは1000を超えるモアイと原住民、そして祈りを捧げている様子を確認したとされています。

その後、18世紀から19世紀にかけて、それまで外部から隔絶されていたイースター島ではアイルランドやフランスなどによる、いわゆる”奴隷狩り”が始まってしまい、一時期には島民が100人程度まで減少してしまっていたそうです。

奴隷文化は当時他のヨーロッパ諸国でも見られたものですが、イースター島も同じようにその犠牲となったため、島の文化であったロンゴロンゴ語などは完全に途絶えたとされています。

現在になってもポリネシア人が何故この島に入植したのか?という問題に加えて、イースター島最大の謎であるモアイ像の目的などは全く解明されていません。

ヨーロッパと共通点を持つ巨石文明

イースター島に整然と並ぶモアイ像は、ヨーロッパを始めとしたストーンヘンジや巨石遺構などと同じく、石を使った遺跡の中でも特に謎の多いものです。

完全に人型に加工されたこれらの像は、およそ8世紀から作り始められたという説がありますが、建造技術については島内の火山岩の一部であったことなどが判明しているものの、肝心の建造された理由については謎に包まれています。

さらに、1722年のイースター島の発見時には、部族間抗争によって多くのモアイ像が倒されていたことや、現地の口承では1840年には一度全てのモアイ像が倒れてしまったそうです。

その後、ヨーロッパやチリなどによる奴隷市場と化してしまったことから、これらモアイ像に関する謎も多く残ってしまいましたが、20世紀以降になってようやく現地の人々や考古学者によって倒された像が起こされて現在に至ります。

なお、このモアイ像修復事業には日本人も関わっており、香川県高松市の会社がチリ政府の協力を得てこれらのモアイ像修復、復旧をボランティアでおこなっています。

レイラインとしてのイースター島

イースター島の歴史はこのような経緯から謎が多く残っていますが、このイースター島もまたワールドグリッドという考え方の位置関係に当てはめると、ギザの大ピラミッドやイギリスのストーンヘンジ、ペルーのマチュピチュなど巨石遺構が残る地域とその線が重なることがロシアの研究者によって提唱されています。

ポリネシア人が何故この地に住み始めたのかは定かではないですが、もしかすると、世界中の巨石遺構と繋がっている大きな意味があるのかもしれません。

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