考察シリーズ

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -10- 【考察シリーズ】

【八王子スーパー強盗殺人事件」:本記事筆者 テンペ・ワゾウスキによる考察】 -犯行時の様子- 犯人(実行役)が被害者3人を事務所内に押し戻した後、犯人は拳銃で稲垣さんを脅し、矢吹さんと前田さんそれぞれの片手同士を拘束させた(拘束に用いたのは自身で持ち込んだ粘着テープ)。次に—

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -7- 【考察シリーズ】

【事件の容疑者】-元自衛官の男- この男の存在は「週刊文春 (2001年11月22日号)」が報じたことで明るみになった。 同誌は「ナンペイ事件の犯人の実名を挙げた暴力団関係者(以下:A)の手紙がある」と報じた。この手紙は、別件で拘留されていたAが別の拘置所の知人に宛てたもの。 この手紙によれば—

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -6- 【考察シリーズ】

警察による現場検証の結果、いくつかのことが明らかになった。それらは以下のとおり―。 【犯行は単独犯による】 犯行現場となった事務所内には、10か所ほどに犯人の足跡が確認された。靴のサイズは26cm。足跡からは微細な鉄粉と粘土、苔が採取された。これらの付着物から―

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -5- 【考察シリーズ】

【怨恨説】-1. 稲垣さんは生前に人間関係のトラブルを抱えていた- 稲垣さんを知る関係者によると、稲垣さんは気性の荒い性格であったという。それ故に、人間関係のトラブルが度々あったといわれている。このトラブルというのは、いずれも男性絡みであった。 例えば、飲食店で連れの男性を激しい口調で罵倒している様子がしばしば目撃されていたほか—

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -4- 【考察シリーズ】

【強盗説】-1. 店のセキュリティ面に問題があった- 本事件の舞台となった「ナンペイ」は、セキュリティ面においてその建物の造りに瑕疵(かし)があったこと、経営陣を含めた従業員の防犯意識が希薄であったことは否定できない。 例えば、同店は店舗内と事務所が建物内で行き来できない造りになっており、売上金を事務所内に保管するためには—

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -3- 【考察シリーズ】

【発砲した時刻について】 稲垣さんが知人男性に電話をかけてからこの銃声が鳴るまでは、約2分30秒であったといわれている(ウィキペディアより)。これは事務所電話の通話記録と銃声を聞いた人の証言から算出している。 これに基づけば、3人は事務所を出てからおよそ2分ほどの間に事務所内に押し戻された上、殺害されていることになる。しかし—

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【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -1- 【考察シリーズ】

1995年(平成7年)7月30日。 事件の舞台となったのは、東京都八王子市大和田町の「スーパーナンペイ 大和田店」。その2階事務所内で拳銃を持った何者かに女性従業員3人が射殺された。 この事件の被害者となったのは、いずれも同店に勤める稲垣 則子さん(47歳)、前田 寛美さん(16歳)、矢吹 恵さん(17歳)。※年齢はいずれも事件当時

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【未解決事件】『長岡京ワラビ採り殺人事件』を徹底解説 -9- 【考察シリーズ】

こか奇妙な印象さえ覚えるこのメッセージ。正直なところ、考えれば考えるほど分からなくなる。 先にお伝えしたとおり、警察による筆跡鑑定によってこれは"明石さんによって書かれたものである"と断定されている。この筆跡鑑定の結果に対して一抹の疑念があるとはいえ、迷いを断つという意味でもこれを好意的に捉え、このメッセージが明石さんによって書かれたという前提で推察する。

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【未解決事件】『長岡京ワラビ採り殺人事件』を徹底解説 -8- 【考察シリーズ】

本事件からおよそ5年後の1984年(昭和59年)5月15日の白昼。本事件と同じ長岡京市にて、ある凄惨を極める事件が起きた(「長岡京主婦放火殺人事件」)。 ひとりの主婦が自宅にて首や背中をメッタ刺しにされた上、布団に包まれた状態で火を点けられ殺害されるという残忍な犯行によるものであった。 このおぞましい殺害事件の被害者、それは―

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【未解決事件】『長岡京ワラビ採り殺人事件』を徹底解説 -5- 【考察シリーズ】

2人の遺体発見後、警察による検死によってさらなる事件の詳しい状況がみえてきた。 検死による2人の死亡推定時刻は、両者とも事件当日23日の13時から14時。これは2人の胃の内容物(米粒、海苔など)の消化の進み具合から、食後1時間以内に殺害されたとの推測によるもの。※2人が正午(12時)に昼食を摂ったとの推測に基づく

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【未解決事件】『長岡京ワラビ採り殺人事件』を徹底解説 -3- 【考察シリーズ】

傾斜の激しい斜面で頭を下(谷側)に、仰向けの状態で発見された明石さんの遺体。 絞殺された明石さんの身体には、30箇所以上もの殴打された痕跡(皮下出血)がみられた。左右計9本の肋骨(ろっこつ)が折れており、肝臓は破裂。直接的な死因は手で首を絞められたことによる窒息死であった。

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【未解決事件】『長岡京ワラビ採り殺人事件』を徹底解説 -2- 【考察シリーズ】

事件の被害者となった明石さんと水野さんであったが、2人は阪急京都線「長岡天神駅」からほど近いスーパーマーケット「イズミヤ(旧 いずみや)」長岡店に勤めるパート仲間であった。 事件当日、明石さんと水野さんは午前6時~午前10時まで勤務。生鮮食料品売り場で開店前の準備業務にあたっていた。