【群馬県の心霊スポット】武尊神社の心霊現象と歴史【呪いの廃神社】

群馬県の最恐心霊スポットといえば、みどり市の草木湖(草木ダム)の近くにある「武尊神社(ほたかじんじゃ)」です。

神社はすでに廃止され、御神体も他所に移されているので、「呪いの廃神社」とも呼ばれます。

武尊神社は『本当にあった!呪いのビデオ』をはじめ、多くの心霊番組で取り上げられるまさに最恐心霊スポット。肝試しに訪れた人が皆、「ここは本気でヤバい」と口をそろえるほどの場所です。

今回はそんな武尊神社(呪いの廃神社)の心霊現象や、その歴史を紹介したいと思います。

【群馬県の心霊スポット】武尊神社の心霊現象や場所【呪いの廃神社】

群馬県の最恐心霊スポット、武尊神社(呪いの廃神社)の場所は群馬県みどり市東町草木253になります。

草木湖(草木ダム)の裏にひっそりとたたずんでおり、2つの鳥居の先に武尊神社があります。すでに廃止された廃社ですが、誰かによって草刈りがされているようで、それなりに整備されています。

神社は厚い壁で覆われており、外観は要塞のようです。さらに鉄製の扉と、本殿も鉄筋コンクリートと鉄骨製になっています。神社としてはかなり異質な造りをしています。

まるで、何かを封じ込めているように……

立入禁止の看板とバリケードが張られているので、外から眺めることしかできません。廃社とはいえまだ管理地なので、不法侵入はやめましょう

武尊神社の外観

画像引用元:しんれい新聞

武尊神社(呪いの廃神社)が心霊スポットとして有名になったきっかけは、2007年に発売された『ほんとにあった!呪いのビデオ23』で取り上げられたことです。

肝試しに来たカップルが武尊神社を撮影したところ、境内に老婆らしき人影が写っていました。そのカップルは撮影後、帰り道で謎の事故死をとげたとのこと……。

実はカップルが事故を起こした道路は、動画に写っていた老婆が亡くなった場所らしく、番組内では、管理者の老婆が亡くなって霊として現れたと紹介しています。

その後、『狩野英孝の行くと死ぬかもしれない肝試し』『世界の怖い夜』など多くの心霊番組で取り上げられ、あまりの恐ろしさに全国的に有名な心霊スポットになりました。

『世界の怖い夜』で芸人のパンサーの3人が訪れた際には、木札が勝手に倒れる、太鼓が勝手に鳴る、供え物が吹っ飛ぶ、奇妙な音が鳴り続けるなど、様々な心霊現象が確認されています

ほんとにあった!呪いのビデオ23

↑廃神社(武尊神社)以外のクオリティはイマイチなのですが、武尊神社の映像はほん呪シリーズでも1、2位を争う怖さとファンのあいだでも語り継がれていますので、ホラーファンは1度見てみることをオススメします。

【群馬県の心霊スポット】武尊神社の心霊現象

群馬県の心霊スポット、武尊神社(呪いの廃神社)の心霊現象はまだまだあります。

  • 心霊写真が撮れる、写真を撮った携帯が故障する
  • 精神的な病気にかかって自殺寸前まで追い込まれた
  • 帰りに国道122号線を通ると事故に遭う
  • 肝試しにいっても決して本殿には上がってはならない。本殿まで行くとかなりの確率で身体に不調をきたしたり、事故に遭う

読んでいるだけでゾッとしてきます。

有名な心霊スポットといえば、過去に殺人事件や死亡事故があったなどの話がつきものですが、武尊神社の恐ろしいところは、そういった「いわく」がほとんどないのに有名で、「ここだけはヤバい」と語られる点にあります。

『ほんとにあった!呪いのビデオ』では、武尊神社の管理者の老婆が事故に遭い、怨霊になったと説明していますが、地元民のあいだではそのような事実はないとも語られているので、怪しいところです。

有名になった心霊スポットには当然肝試しなどで人が多く訪れるようになります。そうなると必ず挙がるようになるのが、「ヤバいと言われてるけどたいしたことない」、「ただの廃墟」などといった体験談です。

しかし武尊神社に限っては、行った人が皆口をそろえて「霊感がなくてもヤバいのがわかる」、「ここはマジでヤバい」と語っているのですから、本当に危険な心霊スポットなのでしょう。

【群馬県の心霊スポット】武尊神社の歴史【水没した神社の呪い?】

武尊神社は、昭和52年に竣工された草木ダム(草木湖)の建設に伴って新設された神社です。その後どうして廃神社となってしまったのかははっきりしません。

実はこの草木ダムの建設によって、鉄道まで通っていた東村神戸・沢入地区などの集落が水没することになりました。地元住民の反対運動もあったものの、今では草木駅も230戸もの建物も湖底に沈んでいます。

この水没した集落には神社もあり、この神社が武尊神社の前身だと考えられています。草木ダムが渇水状態になると、岸辺には水没した神社の鳥居の遺構が姿を現します。

神社は神様の住まう聖地。そんな聖地を人間の都合でダムに沈めてしまったら、神様が怒るのも当然でしょう。

とくに日本の神様は、キリスト教的な善悪にわかれた存在ではなく、恵みと災いを同時にもたらす畏れるべき神です。人が死んでいなくても、神様が死んだ場所となれば、最恐心霊スポットとなるのもうなずけます。

今回は群馬県の心霊スポット、武尊神社(呪いの廃神社)の心霊現象や歴史について紹介しました。

群馬県には、他にも様々な心霊スポットがあります。

同じくダムに沈んだ集落の怨嗟がうずめく「金比羅橋(琴平橋)」、群馬県最恐と呼ばれる「ホテル藤原郷」や、廃墟ビルである「大友ビル」、自殺があったとされる「赤城山の白い家」などなど……どれもオカルトオンラインでくわしく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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