野村香さん行方不明事件

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1991年(平成3年)10月1日。当時、横浜市旭区本宿町在住 会社役員 野村節二さん(当時52歳)の次女である香さん(当時8歳)が、自宅から書道教室に向かう途中に行方不明になった。警察は”所在不明事件“として特別捜査本部を旭署に設置。2011年8月末まで延べ9万756人の捜査員を動員した。今現在も、10人体制で専属の特別捜査本部を設置し、時折入る情報や地方での事件または事故などに関連性がないかなど、徹底的に捜査活動を行なっている。

午後2時半頃、香さんが学校から帰宅。母 郁子さんはパートに出ており、家には誰もいなかった。午後3時30分頃、姉・梢さんは電子エレクトーン教室へ通うために香ちゃんを自宅に残したまま外出した。その時、居間で寝転がってドリルの宿題をする香さんを確認。これが香さんの最後の姿となる。香さんは毎週火曜日、自宅から約540メートル離れた書道教室(午後4時から5時まで)に通っていた。その日も書道教室の日だった。午後6時30分頃、母の郁子さんがスーパーから戻ったときも自宅に香さんの姿はなかった。書道教室に電話をしたが「もう誰もいません」とのことだった。そこで、香さんと一緒に書道教室へ通っている友達に電話をしたところ「今日は来なかった」と言った。交通事故にでもあったのかと心配になり、書道教室までの道のりを念入りに捜索するも、香さんの姿はなかった。午後8時30分頃、学校に連絡を入れる一方、横浜旭署に通報した。書道教室へ向かう途中、香さんの身に何が起きたというのか、それ以降、行方が全くわかっていない。香さんの両親に犯人から何の連絡もないところを考えると、犯人は何の目的で香さんを連れ去ったのか、何を意味するのか、解らない事件です。この行方不明事件ですが2006年(平成18年)に公訴時効を迎えています。

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神奈川県横浜市旭区本宿町