以前に当サイトでも紹介した「ガイア理論」に近い考え方ですが、レイラインとは地球エネルギーの集まる場所、すなわちパワースポットではないのか?という説があります。
ここで言うレイラインとは、ワトキンスが主張した、「意図した文明の直線」というものを大きく超えた考え方であり、それも地上から地下、地球全体を走るエネルギーの線のようなものです。
世界各地に「パワースポット」と呼ばれる場所はありますが、これらはそのエネルギーが集まる場所であると考えられているからです。
風水や方位学、古代天文学などは地上からそれらを観測するための知恵であったのではないでしょうか?
地下に張り巡らされたレイライン
遠くはイースター島、ヨーロッパ、そして我々の住む日本においても巨石を信仰する文明があったことを示す遺跡が世界各地に点在しています。
現代にまで残るこれら遺跡の一部は地上ではレイラインとして繋がりを見せますが、実は地下で繋がっているのではないか?という考え方があります。
これらの巨大な遺跡の場所はパワーグリッドやワールドグリッドと呼ばれる地下のラインに重なっていて、斥力や引力、重量が他の場所よりも複雑に絡み合っているそうです。
巨大な遺跡という意味では、レイラインとして考察したエジプトの三大ピラミッド、他にもペルーのマチュピチュ遺跡などが挙げられます。
加えて、ピラミッド文明はエジプトだけの物ではありません。
世界各地にはピラミッドは沢山遺跡として残っていますし、日本においてもピラミッドだと見られている遺跡は数多くあります。
これらの共通点から考えると、ピラミッドという文明はお墓である意外の何か特別な意味を持った建造物なのかも知れません。
太陽の位置と遺跡の関係
古代遺跡が作られたという時代に生きた人々の多くは、明らかに「太陽信仰」の形跡を残しています。そして、太陽信仰と同じく、星の動き、つまり天文学にも重きを置いていたようです。
三大ピラミッドの位置関係は、「オリオン座」の配置に沿って作られているという説もあり、実際に星との位置関係が非常に近いことで知られています。
そしてメキシコにあるテオティワカンの神殿とピラミッドの位置関係もオリオン座と同じような配列になっているのです。エジプト文明とメキシコでは本来、文明の発祥が全く異なりますが、信仰の対象は同じであった可能性があります。
さらにイギリスのストーンヘンジでは夏至の日に遺跡の中央から太陽が昇り、エジプトのカルナック神殿では冬至の日に遺跡の中央に太陽が見えます。
他にも太陽を中心とした遺跡は数多くあると言われており、日本の最高神である天照大神も太陽信仰の象徴です。
このように、文明や地域が全く違っているはずの古代人達は、同じ様に太陽を中心にした信仰の対象としていた可能性が高いのです。
問題は、まだ続きます。
要するに、これらの古代神殿、信仰をする場所として設けられた遺跡(天文学と信仰)に示し合わせたかのように「地上で同じような位置に遺跡が造られてきた」
この部分が、いわばワールドグリッドという考え方の1番のポイントだと言えるでしょう。
彼らが信仰をするために、場所を選んでいたことは最早状況証拠が示しています。
それが、ワトキンスが始めに発見したレイラインであり、遺跡の直線化です。
しかし、それだけではなく、何故これらの遺跡はそこにあるのか?
この謎を解かなければ本当の意味での古代の風景は蘇ることはないでしょう。
地球全体を回るエネルギーの網
未だにこの大きな謎に対して明確な答えは出ていませんが
少なくとも古代の人達には、地域や文明とは別の共通した意識があったのかも知れません。
それがワールドグリッド説による地球全体に点在するパワースポットなのか?それとも別の何かなのか?
もはや現代の私達には知る術がないのかも知れません。
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