【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -10- 【考察シリーズ】
【八王子スーパー強盗殺人事件」:本記事筆者 テンペ・ワゾウスキによる考察】 -犯行時の様子- 犯人(実行役)が被害者3人を事務所内に押し戻した後、犯人は拳銃で稲垣さんを脅し、矢吹さんと前田さんそれぞれの片手同士を拘束させた(拘束に用いたのは自身で持ち込んだ粘着テープ)。次に—
【八王子スーパー強盗殺人事件」:本記事筆者 テンペ・ワゾウスキによる考察】 -犯行時の様子- 犯人(実行役)が被害者3人を事務所内に押し戻した後、犯人は拳銃で稲垣さんを脅し、矢吹さんと前田さんそれぞれの片手同士を拘束させた(拘束に用いたのは自身で持ち込んだ粘着テープ)。次に—
【八王子スーパー強盗殺人事件:本記事筆者 テンペ・ワゾウスキによる考察】 ここまでお伝えした本事件の情報を基に、本記事筆者 テンペ・ワゾウスキが導き出した考察は以下のとおり―
【事件の容疑者】-犯人とほぼ同一の指紋を持つ日本人 "1億分の1の男"- 2015年2月18日付けの毎日新聞が、「約10年前(2015年当時から)に死亡した日本人男性の指紋と、犯人が残した指紋がほぼ一致したことが判明した」と報じた。この事実に関する詳細は次のとおり―
【事件の容疑者】-元自衛官の男- この男の存在は「週刊文春 (2001年11月22日号)」が報じたことで明るみになった。 同誌は「ナンペイ事件の犯人の実名を挙げた暴力団関係者(以下:A)の手紙がある」と報じた。この手紙は、別件で拘留されていたAが別の拘置所の知人に宛てたもの。 この手紙によれば—
警察による現場検証の結果、いくつかのことが明らかになった。それらは以下のとおり―。 【犯行は単独犯による】 犯行現場となった事務所内には、10か所ほどに犯人の足跡が確認された。靴のサイズは26cm。足跡からは微細な鉄粉と粘土、苔が採取された。これらの付着物から―
【怨恨説】-1. 稲垣さんは生前に人間関係のトラブルを抱えていた- 稲垣さんを知る関係者によると、稲垣さんは気性の荒い性格であったという。それ故に、人間関係のトラブルが度々あったといわれている。このトラブルというのは、いずれも男性絡みであった。 例えば、飲食店で連れの男性を激しい口調で罵倒している様子がしばしば目撃されていたほか—
【強盗説】-1. 店のセキュリティ面に問題があった- 本事件の舞台となった「ナンペイ」は、セキュリティ面においてその建物の造りに瑕疵(かし)があったこと、経営陣を含めた従業員の防犯意識が希薄であったことは否定できない。 例えば、同店は店舗内と事務所が建物内で行き来できない造りになっており、売上金を事務所内に保管するためには—
【発砲した時刻について】 稲垣さんが知人男性に電話をかけてからこの銃声が鳴るまでは、約2分30秒であったといわれている(ウィキペディアより)。これは事務所電話の通話記録と銃声を聞いた人の証言から算出している。 これに基づけば、3人は事務所を出てからおよそ2分ほどの間に事務所内に押し戻された上、殺害されていることになる。しかし—
【16時46分】 遅番(夜シフト)勤務の矢吹さんが出勤 ⇒自宅が店から近い彼女は自転車で出勤。 【16時48分】 矢吹さんと同じく遅番勤務の稲垣さんが出勤 ⇒この日、稲垣さんは店まで知人男性に車で送ってもらった。勤務終了後はこの男性と一緒に食事へ行く約束をしていた。
1995年(平成7年)7月30日。 事件の舞台となったのは、東京都八王子市大和田町の「スーパーナンペイ 大和田店」。その2階事務所内で拳銃を持った何者かに女性従業員3人が射殺された。 この事件の被害者となったのは、いずれも同店に勤める稲垣 則子さん(47歳)、前田 寛美さん(16歳)、矢吹 恵さん(17歳)。※年齢はいずれも事件当時