京都長岡ワラビ採り殺人事件

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昭和54(1979)年5月23日、スーパーのパート店員の主婦2人が仕事後に近所の野山にワラビを採りに行ったまま帰らず、二日後に遺体で発見された。二人の遺体には数十か所殴られた跡があり、一人は絞殺、もう一人は刺殺で、包丁が胸に突き刺さったままであった。財布は残されたままで、ズボンのポケットには勤務先のスーパーのレシートに「オワレている たすけて下さい この男の人わるい人」と鉛筆で走り書きされたメモが見つかっている。すでに時効が確定している。

多数の殴打があることから、複数犯ではないかとの見方もあったが、遺体はともにアキレス腱が切断されており、逃げられないようにしていることから単独犯の可能性も示唆されている。野山の近隣では強姦事件やたびたび暴走族が走り回ることから、不良グループに襲われた可能性もあるとみて捜査していたが、アリバイなどがあり結局犯人逮捕には至らなかった。実は2人以外にもう一人ワラビ狩りに行った女性がいたが、途中で帰ったために難を逃れた。しかし、数年後に彼女は放火殺人事件により亡くなっている。この放火事件とワラビ狩り事件の関連性が話題になった。

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京都府長岡京市奥海印寺