【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -2- 【考察シリーズ】

これはかつて、東京都西部のスーパー従業員3人が射殺された『八王子スーパー強盗殺人事件』に関する記事の【パート2】です。本編をお読みになる前に、ぜひとも【パート1】をお読みください。

【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -1-

事件の解説

以下に時系列で示す各出来事において、時刻表示がオレンジ色になっている箇所は、事件のポイントとなるイベントが発生していることを表しています。また👈CHECK!は後に動きがみられるイベントです。

事件当日の経過 (時系列)

16時46分


遅番(夜シフト)勤務の矢吹さんが出勤
⇒自宅が店から近い彼女は自転車で出勤。

16時48分


矢吹さんと同じく遅番勤務の稲垣さんが出勤
⇒この日、稲垣さんは店まで知人男性に車で送ってもらった。勤務終了後はこの男性と一緒に食事へ行く約束をしていた。

17時00分


矢吹さん、稲垣さんの勤務が開始
⇒2人の勤務時間は17時~21時までであった。この時点で店内にあった3台のレジのうち1台はすでに締められており、矢吹さんは2号レジ、稲垣さんは3号レジを担当した。稲垣さんは夜間店長として、売上金の管理や閉店業務なども担当。

17時30分


買い物客が店の前にいる不審な男を目撃
男は店の前をうろつきながら、店内を覗き込んでいた。男の見た目は50代くらい、白いシャツにグレーのズボンという服装であった。

18時30分


男性従業員が退勤
これ以降、店内の従業員は矢吹さんと稲垣さんの女性2人だけとなる。同時刻、店から30メートルほどの距離にある「北の原公園」で盆踊り大会が開催された。店の周辺は盆踊りと太鼓の音で喧騒に包まれた。

18時50分


前田さんが店へやってくる
⇒この日、前田さんは非番であったが、勤務を終えた矢吹さんと一緒に盆踊りへ行く予定であった。矢吹さんと合流するため、そして今後の出勤スケジュールを確認するために店へ赴いた。前田さんはこのときから、2人が勤務終了するまで共に店に滞在。
ここで後に被害者となる3人が揃ってしまう

19時59分


閉店1時間前となり、客足が落ち着く。稲垣さんはここで閉店業務に入り、自身の担当していた3号レジを締める
⇒レジ締め後、稲垣さんは3号レジの売上金を事務所へ持っていき、金庫の中にこの売上金を保管。そして事務所で事務的な閉店業務を行う。
⇒ここから、店内の従業員は矢吹さんのみになる。また、レジに立つ矢吹さんの傍らで、彼女の勤務終了を待つ前田さんの姿を買い物客が確認している。さらに、2人が「このあと祭りに行こう」と話す会話も聞いている。
店内に従業員が1人のみ、それも高校生の女性。防犯面において、非常に危険な時間帯に入る

20時30分


依然として店内の従業員はレジに立つ矢吹さんのみ。その傍らには前田さん
⇒稲垣さんは事務所で事務的な閉店業務
⇒このとき、不審な男が店内をうろつく様子を買い物客が目撃している。男は何を買う様子でもなく、周囲を窺い挙動不審であったという。男は50代くらい。

20時45分


店の前で不審車両が目撃される
店の前の道路をゆっくりと走りながら、運転席から男が店内を覗き込んでいた白い車

20時51分


前田さんが卵や牛乳を購入。また、矢吹さんは売り場の閉店準備に入る
⇒矢吹さんは売り場の保冷用カーテンを下ろしながら、馴染みの買い物客と会話している。この場に前田さんもいたことから、彼女が閉店作業を手伝っていたことが推察できる。このとき、2人はこの客に「このあと祭りに行く」と話したという。

20時56分 👈CHECK!


若い男女(カップルと思われる)が閉店直前に焼きそば、お好み焼き、果物などを購入していく
⇒2人は白い車で去っていった。

21時00分


閉店
⇒矢吹さんは自身が担当していた2号レジの売上金を持って2階事務所へ。稲垣さんがこれを受け取り、金庫の中へ入れる。
⇒公園では「炭坑節」が流れ、盆踊りは佳境に入る。


時系列でみる事件当日の経過の続きは【パート3】にて。店は閉店し、悲劇の瞬間が3人に近づく―。

ABOUT US

『自分が読んでつまらないものは、誰が読んでもつまらない』これをモットーに100%クオリティの記事をお届け。執筆傾向は主に、「もしも○○したらどうなる?」の疑問を解消する【どうなるシリーズ】、未解決事件などを徹底リサーチ&自身の視点で切り込んでいく【考察シリーズ】。そのほか面白いテーマを見つけては記事にしています。心霊現象は完全否定派(ここだけの話)なので、心霊系の記事についてはいまのところ執筆する予定はありません(2020年3月現在)。 記事にしてほしいテーマのリクエスト受付中。どんなテーマでもOKですのでお気軽にどうぞ。