今回紹介するのは、メキシコで発見された恐竜土偶についてです。
恐竜土偶は中米メキシコの首都メキシコシティーから西北に180km程度離れた田舎町アカンバロ郊外で発見されました。
アカンバロは美しい田舎として知られており、考古学マニアであるドイツ人実業家の「ヴァルデマール・ユルスルート」に発見されました。
この恐竜土偶の発見は人間と恐竜が同時に存在していた可能性を示唆する非常に貴重なものとされています。
今回は恐竜土偶について詳しく迫っていきたいと思います。
恐竜土偶とは?
冒頭でも多少紹介しましたが、ここではさらに深めて解説していきます。
恐竜土偶は、1945年にメキシコにて発見された恐竜を見立てて作られたとされる土偶の事です。
人間と恐竜は共存しているはずがなく、もしこれを大昔の人間が恐竜に見立てて作ったものだとすると、恐竜と人間が同時に存在していた可能性が大きく広がり、世界の歴史を根底から覆してしまう可能性が出てくるのです。
かわいらしい恐竜のぬいぐるみはこちらにあります!
大量に発掘された恐竜土偶
最初に発見されてから、さらに発掘を続けてみると、なんと7年で3万2千体もの土偶が見つかったのです。
そのうち、すべてが恐竜土偶ではありませんが、かなりの割合で恐竜土偶が発見されたのです。
7万体以上という大量の土偶は何かを意味しているのでしょうか?
恐竜土偶の真相
結局恐竜土偶は何だったのか?ここでは考えられる説を紹介していきます。
恐竜じゃない説
「恐竜土偶」と名前がついているため、恐竜だと思われていますが、実は恐竜じゃなかったと言われているのです。
考えられる可能性としては、恐竜の皮膚に似た皮膚を持つ爬虫類(トカゲなど)を元にして作ったのではないかという説です。
ほかに考えられるものとしては、神話などの空想の世界に登場するようなものを想像して作られたというものもあります。
想像を元に作られた
皆さんご存知のように、人間と恐竜が共存した時代はなく、恐竜が絶滅したのは今から約6500万年も昔で、人間が地球に登場したのは400万年前なのです。
年数的に考えれば、人間が生まれたころには恐竜はとっくに絶滅しているはずなのです。
今とは違い、的確な恐竜の想像図などは残されているわけがないため、恐らく当時の人間たちが想像上で作り上げた可能性が大きいですね。
信憑性に欠ける年代測定
もちろん、オーパーツなので、年代測定が行われました。
ベータ線計数法による測定が行われました。結果は紀元前1000~4000年ごろと推定されました。
この測定には不可解な点がいくつかあったらしく、それを払しょくするため翌年には別の測定方法を用いて測定が行われました。
熱ルミネッセンス法による測定によると、紀元前2500年±250という結果が出たのです。
しかし、この測定結果はさらに疑問を膨らませるものとなってしまったのです。
なぜなら、それぞれの測定方法から産出された年代にはかなりの差があったからです。
判定には恐らく土偶の材料から測定されていています。
しかし、この材料をあえて古い地層のものを使ってしまえば、年代の捏造は可能になってしまうのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「恐竜土偶」について紹介していきました。
現在に至るまで、この恐竜土偶はオーパーツなのか、現代に作られたものなのかということはわかっていません。
出土された場所は今ダムの底へと沈んでしまったため、真相を調べるには難しそうですね・・・
当サイトでは数多くのオーパーツの記事を取り扱っています!興味のある方はぜひ読んでみてください!