ウイルス干渉?!インフルエンザが少ない

新型コロナウイルスが流行していろんな事が変った2020年ももうすぐ終わろうとしています。

毎年、冬になると「インフルエンザ関連」のニュースがあったのですが、今年はコロナ一色・・・インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行が心配されていたのですが、インフルエンザで学級閉鎖!みたいなニュースが今年はありませんよね。

実は、今のところ、インフルエンザの流行が例年よりかなり少ないんです。

インフルエンザが前年比0.3%

新型コロナウイルスとの同時流行が心配されていたインフルエンザですが、実は今年、新型コロナウイルスのニュースに押されているせいで報道されないというわけではありません。

今年は厚生労働省への患者報告数が極めて少ない。11月16~22日の1週間で全国の患者は46人だけで、昨年同時期(約1万5000人)の0・3%。専門家は、異なるウイルス同士で感染を阻害する「ウイルス干渉」の可能性を指摘。

引用:インフルエンザ患者激減 新型コロナとの同時流行気配なし?「ウイルス干渉」の可能性も:東京新聞 TOKYO Web

新型コロナウイルスの対策をまだしていなかった昨年の12月と比較して0.3%!つまり99.7%減っているわけですから、これってとんでもなく少ないですよね。

前年比0.3%でも一週間に15000人の感染者がいるということにもちょっとびっくりしますが、新型コロナウイルス対策で消毒やマスクをしている効果もあるのかもしれませんが、ウイルス干渉という現象が起こっているのではないかと指摘する専門家もいます。

ウイルス干渉とは

ウイルス干渉とは、複数のウイルスがひとつの細胞に感染した時に阻害されるという現象のこと。つまり、新型コロナウイルスがインフルエンザを阻害しているのではないかということです。

ただし、インフルエンザの感染者数と比較すれば新型コロナウイルスの感染者数は少ないわけですし、今年は早い段階からのワクチン接種やマスクの着用、手洗い、消毒が徹底されているのでそのあたりの対策がインフルエンザを押さえ込む要因という見方が一般的かもしれません。

このような現象は日本だけでなく、北半球より先に新型コロナウイルスと戦う冬を経験した南半球での国でも同じ事が起こっていたそうです。

私たちはやる気になればインフルエンザを減らせるということなのか、それとも、ウイルス干渉が起こってインフルエンザが減っているのか・・・。

まだ、解らない事が多いのも事実ですが、少なくとも2020年12月の時点では心配されていた

インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行はしていないようです。

緊急事態宣言の可能性はある?

インフルエンザとの同時流行はしていないものの、新型コロナウイルスの感染者数が増加しているのも事実です。

となると気になるのが、再度の緊急事態宣言はあるのかということです。

緊急事態宣言が出れば、また、世の中の空気が一変することでしょう。ただ、そうなると経済的なダメージもかなり大きくなってしまう・・・。もちろん命を守ることが最優先ですし、重要ですが、緊急事態宣言

の再度の発出については政府もかなり慎重になっていることでしょう。

感染拡大に伴って一部の地域がGoToトラベルの対象から除外されましたが、それでもまだ、GoToキャンペーンそのものを一時的にでも中止にしないところを見ると、飲食業や観光業の経済的なダメージが相当大きかったことがうかがえます。

この件に関しては様々な意見があるようではありますが、私たちにできることは感染対策をしながら経済を回すことなのかもしれません。

 

 

参考資料:インフルエンザ患者激減 新型コロナとの同時流行気配なし?「ウイルス干渉」の可能性も

干渉 (ウイルス学) – Wikipedia

4 件のコメント