※これはかつて、家族が寝静まる深夜に自宅から7歳の少女が姿を消した『石井 舞ちゃん行方不明事件』に関する記事の【パート3】です。本記事をお読みになる前に、ぜひとも【パート1~2】をお読みください。
【未解決事件】『石井 舞ちゃん行方不明事件』の真相に迫る -1- 【考察シリーズ】
【未解決事件】『石井 舞ちゃん行方不明事件』の真相に迫る -2- 【考察シリーズ】
事件当日の状況 (時系列)
1991年7月24日
早朝
賢一さん、Kが仕事へ。
前日(23日)、Kは賢一さんにこの日仕事に出るように頼まれている。そのため、当初この日はKの仕事が休みであった可能性があり、Kはこれが気に食わなかったと考えられる。
また、時間は定かではないが、この日Kがシンナーを吸引していたことが明らかになっている。
昼頃
賢一さんの姪が実家のある郡山市へ出掛ける。
舞ちゃんは、前日から泊まりに来ていた友達姉妹とプールで遊んでいた。
石井さん宅からほど近い船引駅前にはプールがあるが、この「プール遊び」とは自宅の敷地内でビニールプールを出して遊んだことを指していると思われる。その理由は石井さん宅の敷地が広いこと、また舞ちゃんの弟たちがまだ幼いことから、子どもたちを一緒に遊ばせるには両親の目線で考えればこれが自然である。
夕方
舞ちゃんたち子どもはKの部屋でテレビゲームをして遊んでいた(このときKも部屋にいた)。
20時05分頃
郡山行きの下り最終電車が船引駅(石井さん宅最寄り駅)を通過。
20時50分頃
2階寝室(①)で賢一さんが長男・次男と床に就く。(下記の画像を参照)
21時00分頃
賢一さん両親がKの部屋の電気が消えるのを確認。
※賢一さん両親の部屋(③)から中庭の向こうにあるKの部屋(④)がみえる。
各部屋の位置関係
21時20分頃
賢一さん両親はタクシーを呼び、カラオケスナックへ向かった。このとき、1階玄関を施錠。
21時30分頃
2階洋間(②)で舞ちゃんと友達姉妹が3人で就寝。
22時30分頃
母ヨシ子さん、舞ちゃんたちが眠る洋間の様子を確認。眠る子どもたちにタオルケットをかけ直す。このときこの部屋および3人に異変はなかった。
その後2階の洗面所を使っていると、階下でする物音に気が付く。それは1階玄関の閉まる音であったため、窓から外を確認。するとKが南へ歩いていく様子を目撃。しかしながら、これをたいして気には留めず、それから1階にある浴室で入浴。
そして入浴中、玄関の閉まる音と同時に何者かが階段を上がる音を聞く。その後、2階寝室で賢一さんや長男・次男と並んで就寝。
2時頃 (翌25日)
賢一さん両親がカラオケスナックから帰ってくる。このとき、1階玄関の鍵はかかっていなかったという。これにより、Kの所在が気になった2人は彼がいないことを確認。2人は2階で眠る賢一さんを起こして「Kがいない」と伝えるが、賢一さんは「明日聞くから」と対応。
4時20分頃
賢一さん起床。自宅スペース隣の事務所に行こうとしたところ、鍵がかかっていたはずの2階玄関ドアが開けっ放しになっているのに気付く。
石井さんが営む建設会社の事務所は自宅と同じ建物内にあった。
事務所と住居スペースは内部で繋がっておらず、住居スペースから事務所へ行くには、一度2階玄関から外廊下を通っていく必要があった。
5時20分頃
舞ちゃんと一緒に眠っていた友達姉妹が目を覚まし、舞ちゃんがいないことに気が付く。これが舞ちゃん行方不明の発覚の瞬間となる。
6時30分頃
所在不明であったKが帰宅。
以上、【パート3】となる本編では、時系列でみる事件当日の状況をお伝えしました。その後の事件の動きは【パート4】にて。