ダビデ王は不倫をした上に不倫相手の夫を戦死させていた?!

芸能人の不倫報道は、今や、その人の仕事わ左右するほどの大スキャンダルです。「不倫するなんでありえない!」といった具合で、ネットでもたたかれることが多い不倫ですが、実は聖書にも不倫エピードがあります。

不倫で神様を怒らせてしまったのは、ダビデ王です。

ダビデは選ばれた王だった

ダビデは、王となる人ですが、生まれたときから王族だったというわけではありません。

ダビデは、羊飼いで8兄弟の末っ子。羊を守るために獣と戦うこともあった血気盛んな若者でした。容姿がとても良かったそうで、ミケランジェロのダビデ像のような端正な顔立ちだったのかもしれません。巨人ゴリアテを石で倒したというエピソードも有名です。

おまけに楽器の名手でもあったダビデ・・・強くて、イケメンで、おまけに音楽もできる・・・実に多才な人物だったということが解ります。

そんなダビデが住んでいたのは、イスラエルです。そして、イスラエルの王様はサウルという人でした。サウルは最初こそい王様だったのですが、だんだんと調子にのってしまいます。

そこで、代わりの王を・・・と選ばれたのがダビデでした。

ダビデの不倫事件!

紆余曲折あった王になったダビデですが、あるときパテシバというとっても綺麗な女性が、水浴びをしているところを目撃してしまいます!

なんでそんな王様から見えるところで女の人が水浴びしてるんだよっ!という感じですが、まぁ、その水浴びしている美女パテシバを見てダビデは「大変気に入って」しまったのです。

ダビデは、パテシバを王宮に招いてベッドイン!してしまいます。このパテシバには、ウリヤという旦那さんがいたのです。

パテシバの妊娠を隠すためにダビデがしたことが怖い

 

水浴びシーンを目撃してとうとう不倫に走ってしまったダビデですが、パテシバは妊娠してしまいます。

ただ不倫をしているだけではなくとうとう妊娠・・・でも、ダビデは王様ですから「不倫しちゃいましたテヘペロ」なんて言うわけにはいきません。

そこでダビデはねこの過ちを隠蔽しようと画策します。

そして、パテシバの夫のウリヤを戦場に送ったのです。それもあえて、戦闘が激しいところに・・・。もう解りますよね?ダビデはパテシバの夫のウリヤを戦死させるように仕向けたのです。そして、ダビデの計画通り、ウリヤは戦死します。

これ、さらっと書いてありますが、とんでもないパワハラですよね。不倫相手の旦那を戦死させるって怖すぎますし、それができたのはダビデの王という立場があったからです。

もともと、サウルの代わりにと預言者が探したのがダビデだったわけですが、これって人選ミスだったんじゃ無いかと思ってしまうほどの悪事です。これが国会だったら、きっと神様は「任命責任」を問われていることでしょう。

ダビデの画策がバレる!

パテシバの夫ウリヤの戦死大作戦を成功させたダビデですが、預言者のナタンという人物がダビデの悪事に気づきます。そして、ダビデの罪を糾弾します。

そして、もともと悪い人ではなかったダビデは、ナタンから怒られて反省するんです。このあたりはさすが選ばれた王と言った感じですね。

ですが、ダビデの罪は反省しただけで消えることは無く、生まれた子は病死し、その後生まれた子は成長しますがダビデに反旗を翻して反逆者になり、国は内戦に突入してしまいます。そして、その息子は馬で走っているところを木に引っかかって宙づりになり・・・その宙づりになったところで殺されるという悲劇が起きます。

実はソロモンはダビデとパテシバの子

動物と会話ができたことでも知られているソロモンは、実はダビデとパテシバの間にできた子です。

「えーーそうなのっ」と思ってしまいますが、ソロモンはとてもいい王様で、外交上手で優秀でした。頭も良くて、周囲の国からも信頼されていたといいます。

そして今回は、不倫スキャンダルに注目したのでなんとも不甲斐ない王様のように見えてしまうダビデも、パテシバとの間で罪はあったものの、やはり理想の王とされています。

まとめ

聖書の中に出で来る不倫エピソードのダビデとパテシバ・・・。ダビデは、水浴びをしているパテシバをみて気に入ってしまい王宮に招待・・・そして、不倫に突入してしまいます。

そして、パテシバが妊娠するとパテシバの夫を戦場におくって戦死させてしまいます。その後、反省するものの息子が反逆者になったりと不運な目に遭うことになりました。

動物と会話ができたと言われるソロモンはダビデとパテシバの子。不倫にスポットを当てるととんでもないパワハラ王のようでもありますが、ダビデもソロモンも理想の王といわれています。

 

参考資料:歴史上の人物.com

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