毎年の正月に行われる箱根駅伝。
日本全国の選手がタスキをつなげて、ゴールに向かって走っていますね。
そこには、感動秘話や優勝のためにあるいてきた軌跡などの話がたくさんあります。
選手が頑張る姿に感動すると同時に、その裏に隠されている話にも感動しますよね。
しかし、今回紹介する箱根駅伝にはとある埋蔵金伝説があるのです。
今回は箱根駅伝にある埋蔵金の伝説について紹介していきたいと思います。
箱根駅伝と埋蔵金の関係
テレビ中継や応援をしているとわかるのですが、なぜマラソンなのにあんな高低差のあるコースを走っているのか不思議に思った方もいるかもしれません。
それには理由があり、箱根山の第5区~第6区あたりの小田原→箱根→芦ノ湖周辺にはかなりの額の埋蔵金が埋められていて、一般人に発掘させれることを防ぐために毎年あの場所で駅伝を行いけん制しているそうです。
[amazonjs asin=”4835641094″ locale=”JP” title=”あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド2020 (ぴあ MOOK)”]山越えを行う理由
大手町から小田原まではしっかりと整備された道を通っているが、小田原から芦ノ湖周辺まではトンネルも掘られておらず、わざわざ山越えを行います。
なぜ、トンネルを掘らないでわざわざ山越えを行ったのかというと、箱根山には戦時中の遺体が大量放棄されているため、掘ると何万本もの遺骨が出てきてしまうからや、戦後に大量の不発弾が見つかり、それを埋めなおしたため危険だからといたった噂があります。
しかし、この噂は信憑性に欠けるものがほとんどなため、現在はあまり信じられてはいません。
そもそも、駅伝のためにトンネルを掘るというのもおかしな話ですよね。
箱根・仙石原に残る埋蔵金伝説
箱根・仙石原には大久保長安という人物の埋蔵金の伝説があります。
徳川家で金山奉行を務め、石見、佐渡などの金山で増産を進めたのが大久保長安という人物です。
この人物はかなり贅沢な暮らしをしていたそうです。死後には横領の容疑をかけられ実家の検分が始まりました。
すると、蔵や床下から莫大な金が出てきたのです。
その莫大な金は、黄金70万両という夥しい量の銀のほか、名刀「村正」が100本以上、さらには明国の王と取り交わした秘密の計画書などが出てきたそうです。
その計画書によると、「大久保長安の手引きにより、明王を日本に攻め込ませ、家康の六男に当たる松平忠輝を日本の国王にして、大久保長安がそれを助けて政治を行う」という衝撃な内容だったそうです。
それに大激怒した徳川家康は財産をすべて没収し、お家は断絶しました。
この大久保長安の不正が発覚した結果、遺体は墓から掘り出され礫にされたほか、大久保長安の子供7人と一族合計30名以上が死刑にされてしまいました。
しかも、それだけではなく、この大久保長安には財産の一部を隠し、埋蔵金にしたといううわさが広まり始めたのです。
明国の王と交わした計画書によると、計画書通りに計画を行うために、佐渡をはじめとする全国の金山から産出された黄金の半分を幕府に納め、もう半分は自分で埋蔵したそうです。
埋蔵金のありかを示しているとされる文書と絵図によると「箱根の仙台原から南へ数町いった富士山がよく見える場所で、黒い花の咲くツツジの根元に埋まっている」と記されていたそうです。
徳川家康が探すために集中的に探索させたのが仙石原だったため、この箱根駅伝にまつわる埋蔵金伝説が生まれたとされています。
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いかがだったでしょうか?
今回は箱根駅伝の埋蔵金伝説について紹介しました。
お正月になるとみる機会も増える箱根駅伝ですが、裏にはこのような話が隠されているとは大変驚きですね。
この話を聞いたからと言って箱根山を掘り返すようなことはやめてくださいね!