ソ連時代の1964年にモスクワ大学の科学者グループが鉱物資源の探査のため訪れた際に、未知の古代生物と遭遇したと主張した。水面を描くために湖に向かい、その生物が足を動かしながら岸に上がって草を食べるところを見た。てかてかした長い首の先に小さな頭があり、巨大な体は真っ黒な皮膚で覆われ、背中に沿って立ち上がったひれがついていた。
ハイール湖が活火山の上に位置していることから、懐疑的な論者は多くの「怪物」はおそらく水面下の振動が送り出した、沸騰した湖面に生じる奔流が原因であろうと指摘している。近い距離からの目撃情報については説明がなされていない。僻地にあるため、湖を訪れた者は少なく、それ以前には1940年に「2匹の大きな黒い動物」を目撃した、北極圏飛行でソ連邦英雄となったイヴァン・チェルヴィチニーと、800 – 1000mの高度から2匹の大きな動物を見たという北極航路の操舵手だったワレンチン・イワノヴィッチ・アクラトフくらいしかない。二人は好奇心から50mにまで降下して動物を観察したが、飛行機の騒音が動物を驚かせたため、水中にもぐってしまった。[cc id=5876]
ロシア サハ共和国 ハイール湖[map lat=”70.813298″ lng=”133.506003″ width=”800″ height=”600″]