南極ゴジラ

南極ゴジラ
南極ゴジラ

南極ゴジラが目撃されたのは、「宗谷」が氷海の中で「バートン・アイランド」の後ろを航行していた2月13日の事である。

南極ゴジラが目撃されたのは、「宗谷」が氷海の中で「バートン・アイランド」の後ろを航行していた2月13日の事である。時間は19時頃であったが、その季節の南極はまだ晩夏で白夜の状況であり、視界は良好であった。船橋には船長・航海士・機関長・操舵手らがいた。宗谷の前方300メートルくらいの所に黒い物が見えたという。最初は、先を行く「バートン・アイランド」の投棄したドラム缶かとも思われたが、更によく観察すると動物で、顔を「宗谷」の方に向け、目や尖った耳、全体を覆う焦茶色の毛が判別できた。船長によれば、前から見た顔は牛のようで、頭の長さは70から80センチメートル程度もあったというから、かなり大きな動物と考えられるが、海面に浮いていたので全体の形や大きさはわからない。[cc id=5873]

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