天理市を流れる布留川の上流にあるのが桃尾の滝です。
八十八代の後嵯峨天皇や平安前期の僧侶と言われる僧正遍照が古今和歌集で布留の滝と歌っていたのがこの桃尾の滝だと言われています。この滝の高さは23メートルあり、春日断層崖では1番大きな滝といわれています。明治までは密教寺院である蓮華王院龍福寺の境内にあり修行の場でもありました。そして石上神宮と関係のある元宮ではないかとも言われています。滝壺の周りには様々な時代の彫刻があります。自然の岩壁に彫刻された摩崖仏や石仏はたくさんの人が仏様を信じて崇めていた事を物語っています。 [cc id=5874]
奈良県天理市滝本町 [map lat=”34.597637″ lng=”135.8730812″ width=”800″ height=”600″]