東京都でもっとも有名な心霊スポットの1つが、旧吹上トンネル(吹上トンネル)と旧旧吹上トンネル(古吹上トンネル)です。
吹上トンネルは都道53号青梅秩父線を走るトンネルなのですが、車が通れる「新吹上トンネル」と、徒歩通行のみ可能の「旧吹上トンネル(吹上トンネル)」、通行禁止となった「旧旧吹上トンネル(古吹上トンネル)」の3つのトンネルがあり、すべてが心霊スポットとして認定されています。
今回は東京の心霊スポット、3つの吹上トンネルの違いや心霊現象などを紹介します。
【東京都の心霊スポット】吹上トンネルとは?3つの吹上トンネルを紹介
東京の心霊スポット、吹上トンネルは東京都青梅市黒沢と成木との境にまたがる吹上峠に設けられた3つのトンネルのことです。都道53号青梅秩父線、東青梅駅北方の成木街道の途中にあります。
以下、3つの吹上トンネルの違いや特徴を簡単に紹介します。
- 新吹上トンネル……1993年に開通。自動車用のトンネル。
- 旧吹上トンネル……1953年に開通。2020年現在は徒歩通行のみ可能で、都の記録上でも廃道ではない。正式名称は「吹上トンネル」
- 旧旧吹上トンネル(古吹上トンネル)……1904年に開通。2020年現在通行止め。正式名称は「旧・吹上隧道」
新吹上トンネルでも心霊現象は報告されていますが、なんといっても心霊スポットとして有名なのは旧吹上トンネルと旧旧吹上トンネルで、稲川淳二の怪談でも紹介されたほどです。
【東京都の心霊スポット】旧旧吹上トンネルの心霊現象
東京の心霊スポット、3つの吹上トンネルの中でも最恐と言われているのが旧旧吹上トンネル(古吹上トンネル)です。
稲川淳二の怪談で紹介されて有名になりました。
近くに廃屋があり、そこにはかつて居酒屋らしき建物があったのですが、殺人事件が発生し親子客や従業員が死亡した……という噂が有名ですが、本当にあった話なのかははっきりしません。地元民の話では1955年頃の事件らしいですが。(廃屋は今も残されています)
ちなみに宮崎勤による幼女死体遺棄事件が発生したという噂もありますが、これはデマ。事件が発生したのは八王子市にある旧小峰トンネルです。旧小峰トンネルに関してはコチラの記事でくわしく紹介しています。
ただし殺人事件が事実かどうかは別にしても、旧旧吹上トンネルは実際に不気味な空気に満ちています。
実は東京で初めて作られた道路トンネルで、100年以上の歴史をもちます。そのためレンガ造りの壁、ツタや水が垂れる天井、ライトもなく床には水たまり……と、昼でも霊が現れそうな雰囲気でした。
ただし現在は厚い鉄板で入り口が封鎖されており、至る道もゲートで閉ざされています。道自体も獣道のようになっていて危険なので、決して近づかないようにしましょう。
【東京都の心霊スポット】旧吹上トンネルの心霊現象
旧旧吹上トンネルが通行禁止になったので、心霊スポット吹上トンネルといえば、現在はもっぱら旧吹上トンネルを指します。
2020年現在、徒歩通行のみ可能なので、行き方としては青梅線東青梅駅から徒歩で向かうか、もしくは黒澤のバス停裏の脇道から徒歩5分程度で着きます。
ただし路面に苔が生えていて雨天時は滑りやすく危険なので、天候には注意。
白い女の霊が有名ですが、他にも心霊写真が撮れる、霊障にあう、神隠しにあうなど多数の心霊現象が報告されています。
なおあまりにも有名なため、夏休み時期などは肝試し客がとにかく多く、タイミングが悪いと大学生の集団が順番待ちをしているなど、雰囲気ゼロの肝試しになりかねないので、行く時期には気をつけましょう。
今回は東京の心霊スポット、新吹上トンネルと旧吹上トンネル、旧旧吹上トンネルについて紹介しました。
東京都には他にも様々な心霊スポットがあります。
結核の隔離病棟があった「江古田の森」、歴史的な大火災が起こった「プルデンシャルタワー」や、宮崎勤事件の被害者の霊が出るという「旧小峰トンネル」、殺人事件があった「上野恩賜公園」、お墓の下に作られた「千駄ヶ谷トンネル」などなど……どれもオカルトオンラインでくわしく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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