大阪府の有名な心霊スポットに、「源氏の滝」があります。交野山のふもとにある滝で、もともとは僧が修行するスピリチュアルなパワースポットでした。
ですが源氏の滝には「源氏姫」という少女が身を投げた伝説があり、また近年でも子どもが落ちて亡くなった事故があるなど、さまざまな心霊現象が起こる心霊スポットでもあります。
今回は大阪府の心霊スポット、源氏の滝の心霊現象や行き方、由来などを紹介します。
大阪府の心霊スポット、源氏の滝は交野山(こうのざん)のふもとにある滝で、高さは18mもあります。
古くから交野山の修験者(しゅげんじゃ)が修行をした滝で、スピリチュアルなパワースポットでもあります。
住所は大阪府交野市東倉治2丁目15-1。行き方としては、近くに駐車場はないので近いコインパーキングに駐めるか、最寄り駅のJR学研都市線の津田駅から1.7km(徒歩約25分)ほど歩くかになります。
アクセスはイマイチですが、そもそも源氏の滝は心霊スポットというだけでなく、交野八景にも選ばれた風光明媚な景勝地ですから、ハイキングのつもりで行くのもアリでしょう。
大阪府の心霊スポット、源氏の滝は、鎌倉幕府を開いた武士の源氏とは関係ありません。
源氏の滝の名前の由来には次の2つがあります。
こちらの②の由来については「源氏姫伝説」と呼ばれ、交野市の民話や市史にも載っています。以下、簡単に紹介します。
交野の里に源氏姫という少女と梅千代という少年がいた。2人とも親がいなかったため、一緒に暮らしていた。
ある日、山賊が里を襲い、源氏姫も梅千代も山賊に捕まってしまう。梅千代はそのときのショックで死亡。
源氏姫と梅千代の遺体は山賊の女頭領のもとへ運ばれたが、なんと女頭領は源氏姫の母親で、梅千代は腹違いの姉弟だった。
梅千代の遺体を泣きながら抱き上げる女頭領だが、幼い頃の記憶がない源氏姫は母親だと気付かず、「梅千代のかたき」と短刀で女頭領を刺殺してしまう。
その後、女頭領が自分の母親だと気付いた源氏姫は絶望して、交野山の滝に身を投げて自殺……。
それからこの滝は「源氏の滝」と呼ばれ、夜になると近くの石から源氏姫の泣き声が聞こえてくるので、「夜泣き石」と呼ばれるようになった。
悲しいお話ですよね。夜泣き石は今も残されています。
大阪府の心霊スポット、源氏の滝では源氏姫の伝説が残っているからか、夜には夜泣き石からすすり泣くような声が聞こえる、白い女が滝のふもとに立っている、カメラを向けると心霊写真が撮れる(オーブが写る)などの心霊現象が報告されています。
ですが他にも、子どもの霊が現れるという心霊体験も聞かれます。
地元民の話によると、今から20年ほど前に子どもが滝に落ちて死亡するという転落事故があったようです。それ以来、転落防止のために策ができて滝の上側に行くことができなくなったのだとか。
そもそも神聖な滝行の場でもありますので、ふざけ半分の気持ちで行くのはオススメしません。
今回は大阪府の心霊スポット、源氏の滝の心霊現象や由来を紹介しました。大阪府には他にもさまざまな心霊スポットがあります。
処刑場跡地である「しおき場」や、首吊り自殺のあった「アジャリの森」、自殺者多数の「大泉緑地」、隠れ心霊スポットである「五月山」、怪奇現象が絶えない「千日デパート火災現場跡」などなど……どれもオカルトオンラインでくわしく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。 大阪府の最恐心霊スポットランキングはコチラ→【本当に危険】大阪府の最恐心霊スポットランキング!