突然ですが・・・ダイヤモンドってお好きですか?
「宝石にはあまり興味がない」
という方でも、ダイヤモンドはやはり綺麗なもの・・・無色透明のダイヤモンドももちろん、燃えるようなレッドやアップルグリーン、ブルー、ブラックなどなどカラーも豊富で人気がある宝石です。
オカルトオンラインでも、大きな天然のブルーダイヤモンドのホープダイヤについてご紹介したこともありました。ホープダイヤの記事はこちら→ 所有すると不幸になる!?「ホープダイヤ」の呪い
ダイヤモンドは人の心をとりこにする存在です。
宝石店などに行けば見ることができるダイヤモンドですが、天然のダイヤモンドがどうやって形成されているのかについては、まだまだ解明されていないことも多く、ちよっとミステリアスな存在でもあります。
今回は、そんなダイヤモンドに関する話題です。
ダイヤモンドは炭素でできている
キラキラと美しいダイヤモンドは、炭素で出来ています。
純粋な炭素で構成されており、科学式はC。
ダイヤモンドは単一元素で出来ている珍しい石でもあるのです。
ダイヤモンド結晶構造と呼ばれる構造でできでいて、元素同士が密着しているためめちゃくちゃ固い!モース硬度は10で、ダイヤモンドより傷が付きにくい物質は現時点では発見されていません。
ダイヤモンドはものすごく丈夫で、地球のコアの5倍の圧力がかかっても、作られた結晶構造が破壊されないという強者・・・。
綺麗なだけでなく地球の機嫌を知るためにもとても重要な存在だとも言われている鉱物です。
綺麗で珍しくて、そして、傷が付きにくく堅い石のダイヤモンドは地球の内部で作られています。そして、内部で作られた物が噴火や地殻変動で地表付近に上ってきた物を私達が採掘して宝石にしているというわけ。
つまり、私達の足の下の地球の奥で「偶然できたもの」がダイヤモンドというわけです。
それがいつどうやって出来たのかについては諸説あって、事実はまだ謎に包まれたままです。
昔は生き物だったダイヤモンドが発見された?
人の心を虜にする魅力的な宝石のダイヤモンドですが、オーストラリア、カーティン大学がこんな報告をしています。
オーストラリア、カーティン大学による新しい研究は、地下400km以上という地中深くにあるダイヤモンドが、元生物で構成されていることを発見したと報告。
ダイヤモンドの起源は地球奥深くのマントルですが、そこに生き物由来の有機炭素があるようで、その原因は現在不明です。
ダイヤモンドの成分は炭素ですが、有機炭素・・・つまり、大昔に「生き物だった」ダイヤモンドが地球の内部にあるっぽいというのです。
内部といってもちょっと掘ったくらいでは当然、たどり着くことができない場所・・・400km以上の深部ですから、このダイヤモンドを採掘して調査することは叶いません。
ですが、そこには生き物由来のダイヤモンドがあるようだというのです。
ダイヤモンドにも実は種類があって、私達がネックレスやリングにしているダイヤモンドは、リソスフェア・ダイヤモンドというダイヤモンドで地表150km~250kmのところで形成されたと考えられています。
そして、他にも海洋性ダイヤモンドや超深部大陸性ダイヤモンドのように、もっと地球の深いところで作られるダイヤモンドもあります。
地球の超深部で作られるダイヤモンド・・・今回、報告された生き物由来のダイヤモンドはこのダイヤモンドに当たるわけですが、この深部にあるダイヤモンドの分析に成功したのは快挙!
ダイヤモンドの存在がマントルの運動で地表に上がってくる、プレートテクトニクスとの関係とリンクされたという大発見でもありました。
もちろん、ダイヤモンドは美しさも魅力ですが、どうやっていつどこでつくられたのか・・・その由来は?と考えるととても不思議な存在です。