日本の首都が岡山に!?遷都岡山、その噂の3つの根拠

あなたは日本の首都移転の噂があるのをご存知だろうか?

それが“岡山県へ”というのだから驚きだ。

一見信憑性のないただの噂話…にも思えるが、昨今の自然災害の多さを考えるとなにも不自然なことではないのである。

今回は首都移転により、“日本の首都が岡山県になる”、その3つの根拠についてお話していきましょう。

公開日:2019年9月18日 更新日:2020年1月13日

根拠その1 未来人の予言

まずはじめに“岡山県が日本の首都になる”という予言があった、というところから話はじめる。

それは2000年ごろのアメリカのインターネット掲示板でのこと、『ジョンタイター』と名乗る、2036年からきたタイムトラベラーによるものだった。

数々の予言を残した彼は日本についても言及していたのだ。

彼、ジョンタイターによると「2020年ごろの日本は3つにわかれており、首都は岡山県。首都移転し、岡京と呼ばれている」というのだ。

にわかに信じがたい予言だが、その後も2018年1月にTwitter上に現れた未来人YJの残した「岡山県が日本の首都になる」という予言も存在する。

今の日本人には正直ピンとこない岡山県首都移転説なだけに、予言がここまで一致することがあるだろうか?

1-1 予言の信憑性

事実、ジョンタイターの予言はすでにいくつか当たっているものもあるが、外れているものもある。

それはジョンタイターによると、「予言が外れるものもあるだろう」としたうえで“世界は常に分岐しているため”だと説明した。つまり世界線の違う世界、パラレルワールドである。

似て非なる世界になるため、多少のズレが生じるというのだ。

ジョンタイターの予言の信憑性に賛否両論はあるもののタイムマシンの設計図を公開したこと、パラレルワールドに関する話の具体性により、多くの人に信じられているのは確かである。

根拠その2 地質学者の証言

実は岡山県が東京都よりも日本の首都にふさわしい理由がある。それが“地盤の強度”である。

岡山県の吉備高原には活断層がなく、岩盤が地下20キロに渡って厚い1枚になっているという。

つまり地震が起きにくく、揺れも伝わりにくい、強固な地盤と言えるのだ。さらに岡山県内にも活断層は3か所のみ。地震大国日本の中でもかなり少ない方である。

対して東京都は埋め立て地が多く、地盤が弱い。さらに海から近いため有事の際には津波の心配など、自然災害に関してはかなり弱い。

岡山県の地盤の強さに関しては地質学者のお墨付きであり、実際に2019年8月には地質学の観点から「首都移転を考えるフォーラム」が開催されたほどだ。

先ほどのジョンタイターの予言に「日本は3つに別れている」という一文があったが、現在の東京都から福島県を中心に日本の3分の1は政府管理の立入禁止区域になるという。

人が住めないエリア……。やはり東日本大震災が頭をよぎるのは筆者だけではないだろう。

この先、必ず起こるとされている首都直下型地震など、なんらかの理由により、首都移転せざるを得なくなる出来事があったとする。

そしてそこで地盤が強固であり、台風地震津波などの自然災害に強い岡山県に首都移転させよう、という動きがあってもおかしくはないと思わないだろうか?

首都が岡山県にあれば、有事の際に首都機能がマヒしにくいことを考えても今後の首都候補地として名前が上がるのもうなずける。

根拠その3 移住者の増加

2011年、東日本大震災が起こり、東北地方や東京都から他の県へと移住する人が増えたのは、報道などでご存知の方も多いだろう。

実はその中で岡山県は大阪府や福岡県を抜き、西日本の中でも群を抜いて移住者が多かったというのだ。

その理由として挙げられるのが先述の「安全性」そして「交通の利便性」だ。

日本地図を眺めてみると、岡山県はまさに日本のおへそ。関東地方、九州地方、四国地方、とにかくどこへ行くにも通るのが岡山県となっている。

実際、地方に首都移転するとなると、問題となるのが現在も経済の中心である東京都との交通の便。さらに物流などが挙げられるが、そういった問題も岡山県であれば難なくクリアしている。

そして実際に自然災害から逃れた移住者の多くが岡山県を選んでいる、という事実。それは首都移転を行う際の大きな理由になるのではないだろうか。

東日本大震災からすでに8年。

避難者の受け入れについてももう既に先例があることからスムーズにことは進むだろう。

インパクトの強い首都移転の噂

ここまで“岡京”の噂が浸透したのにはインパクトの強さがあるのだろう。

一般的に田舎として認識されている岡山県が大都会東京都の次の首都に?というアンバランスさが話題を呼んでいるのではないだろうか。

しかし世界を見てみると、意外と首都移転の例はある。ドイツのボンからベルリンへ、ブラジルのリオデジャネイロからブラジリアへ。

最近ではインドネシアがジャカルタからカリマンタン島東部への首都移転計画を発表したばかり。

経済の中心と政治の中心は必ずしも同じ場所である必要はないし、首都が大都会である必要もないのだ。

今までなかったのか?

今まで日本に首都移転の話がなかったわけではない。

実際国会でも話し合われ、いくつかの候補地がありその土地出身の政治家とダックを組み、招致キャンペーンを行ったりもしていた。

だが残念なことに実現はしなかった。やはり首都移転にかかる費用、効果がどのくらいあるのか?

どこに首都移転しても活断層のある日本では巨大地震の可能性が拭えないことなどにより、国会での議論は凍結されてしまったのだ。

しかし2011年の東日本大震災では首都である東京都でも大混乱がおきたのは記憶に新しい。電車は止まり職場から自宅に帰ることができない帰宅困難者が続出した。

近い将来必ず起こる首都直下型地震においてはこれ以上の被害、混乱が起こることは間違いないだろう。

日本は地震大国。

自然災害の多い我が国だからこそ、今岡山県に首都移転すべきなのかもしれない。

おわりに

この地震大国日本で人々が求める安心安全が岡山県にあるのではないだろうか。有事の際に混乱すると困る政治を守る地としての岡山県。

あなたは“岡京”を、“首都移転”をどう考えるか?

岡山遷都の噂話

未来人を名乗ったジョン・タイターの書き込みから大きな都市伝説となっていった「岡山県」への首都移転の噂。

ジョン・タイターの予言では、東日本大震災にあった福島を含む、北日本はほぼ住めない土地になっていると言われており

東日本と西日本の中心にある岡山県が首都になるというものでした。

実際には現在も東京都が日本の首都ではありますが、今後の情勢によっては岡京が現実になる日も来るのかもしれませんね。

ジョン・タイターは他にもタイムトラベル理論など、様々な情報を掲示板に書き込んで、話題を呼んだ人物です。

人気SFアドベンチャーの「シュタインズ・ゲート」作品の中でもジョン・タイターは取り上げられています。

1 個のコメント

  • 私の知識は浅いので正確かはわかりませんが、
    おかやまはもとは吉備の国として大和朝廷と争い敗北した歴史があったような気がします。

    敗北後に迫害でもあったのか、吉備人(現在の岡山人)は計算高く排他的と言われており、これは敗北後の迫害が原因ではないかと思うのです。
    岡山は日本のユダヤと呼んだ学者が居たそうですが、それは多数派の大和民族の論理なのかもしれません。
    戦争は負けた方が迫害されます。吉備人もユダヤ人の様に迫害を受けたのかもしれません。

    さて、大和民族は多数派であれど、中国で言う漢民族と同じで、日本の全てではありません。
    沖縄、北海道、東北、九州、四国、中国地方
    みな微妙に違う遺伝子があります。

    上に上げた知識はおそらく間違っている部分もあるでしょうが、大事なのは原因があって結果があると言うことです。日本や岡山県というのは近代になって後から作り上げたものであり、元々は吉備国や別々の他者がそこに居たと言いたいのです。

    さて、もしこのジョン・タイターの言う事が本当だとすれば、それは大和と吉備の和解という事になるのかもしれません。吉備人の私としても、大和と手をとりあって日本を発展させて行きたいです。それは沖縄や北海道と同様です。歴史は面白いですね。