新型コロナウイルスの感染拡大で一部の地域に緊急事態宣言が発出されている日本・・・
ようやくワクチン接種が始まったという嬉しいニュースもありますが、その一方で敵の新型コロナウイルスはどんどん変異しているようです。
新型コロナウイルスをはじめとするウイルスは変異することで知られています。新型コロナウイルスもイギリス型や南アフリカ型、ブラジル型なとの変異種が確認されており、イギリス型の変異種は感染力が1.7倍に相当する可能性があると報道されています。
やっかいな変異種ですが、アメリカで新型コロナウイルス同士が融合したタイプの変異種が確認されたそうです。
新型コロナウイルス同士が融合?
新型コロナウイルスらイギリス型とか南アフリカ型といった変異種があることはもう知られていますよね。
ウイルスの変異は増殖するときに起るミスコピーで、新型コロナウイルスだけでなく補のウイルスでも起ることです。
変異自体は別に珍しいことではないのですか、今、危惧されているのは変異することで感染力が強くなったり、強毒化することです。
ウイルスがいつどこでどんな風に変異するかをコントロールる方法はありませんから、変異は怖いのです。
が、今回新型コロナウイルスのハイブリッドともいえる「2種類の新型コロナウイルスが融合した」というウイルスが発見されたそうです。
米ニューメキシコ州に位置するロス・アラモス国立研究所の職員であるベット・コーバー博士がコロナウイルスのハイブリッド種を発見した。ウイルスの新種は新型コロナウイルスの2種が融合してことで発生した。科学誌『New Scientist』が報じた。
同誌によれば、コーバー博士は、ハイブリッドウイルスは、英国の菌株B.1.1.7と米国で確認されたB.1.429が融合して発生したと主張する。
WHO武漢調査チーム COVID-19感染源の4つの説を挙げる
© AP PHOTO / NG HAN GUAN
WHO武漢調査チーム COVID-19感染源の4つの説を挙げる
現在のところ、研究者らは、このハイブリッド種による感染をわずか1症例だけ確認している。
変異だけでもやっかいなのに、2種のウイルスが融合するとは・・・せっかくワクチンが完成して接種がスタートしているのに、あまり嬉しくないニュースです。
そもそも新型コロナウイルスも、まだ発見されて日が経っていない新しいウイルスですが、それが変異して融合するというのですか気味の悪いものです。
ただし、ウイルスの融合は珍しいケースだそうで、ミスコピーによって引き起される変異のように「ウイルスではよくあること」ではないそうです。
新型コロナウイルスの感染は治まるのか
医療従事者への先行接種がスタートした新型コロナウイルスのワクチンですが、変異したウイルスにも一定の効果があるとされています。
もちろん、まだ解らないことも多いのですが、一回の接種でも効果があるとされていますし、やっとコロナから解放されるかもしれないと思うと、どうしてもワクチンに期待してしまいます。多くの人が新型コロナウイルスのワクチンを接種することで集団免疫を獲得すれば、新型コロナウイルスに対して今までは「人の動きを止める」とか「接触を減らす」という守りだったものが、発症や重傷化を減らすという攻めの攻撃に転じることができるとも言われています。
まだまだ、ワクチンが行き渡っていませんし解らないこともたくさんあるのは事実ですが、新型コロナウイルスのワクチンが安定的に供給されるようになれば、また以前のような生活に戻ることができるかもしれません。