新型コロナウイルスに翻弄された2020年もあとわずか・・・今日が最後の1日となりました。
きっと、一生忘れられない経験をした私たち。来年こそはおもっきり密になってはしゃぎたいものです。
そんな中でも、年末年始のタイミングで第3派がやってきて、年越しも自粛ムード。新幹線や高速道路の渋滞も今年はほとんどないようです。
静かな年末年始を迎えているわけですが、年越しのタイミングで寒波がやってきています。
数年に一度レベルの寒波と言われる今回の強い寒気はなかなかの強者のようです。
シベリア高気圧が1084haという記録を叩き出した!記録的な寒気がやってきた
大変だった2020年のグランドフィナーレかのようにやってきた年末年始の寒波。
「なんか寒いよねー」と感じている方、かなり多いはず。まぁ、年末年始はいつでも寒いんですが、今回の寒気は記録的なシベリア高気圧の影響によるものなんだそうです。
冬期の大陸で勢力を強めるシベリア高気圧。今日29日(火)3時の天気図では、中心気圧が1084hPaと解析されました。統計はないものの、ここ数十年にない記録的な高気圧といえます。
1084hPaという値は数十年に一度あるかないかという程度と考えられます。
シベリア高気圧とは、冷たい空気を持っている高気圧のことで、この高気圧から流れ込んでくる空気が寒気。つまり日本を寒くしている原因ということです。
この高気圧の気圧が高いと言うことは、冷たい空気がシベリアにたまっているということ。
「どうした地球!温暖化してるんじゃなかったのか!」と言いたくなりますが、今、シベリアには圧縮された空気がたまっていて、それが傍聴して気温が下がってる。つまり、簡単に言うと、めっちゃくちゃ寒くなっているというわけです。
つまり、年末年始の今、入ってきている寒気はもう一級品というわけです。
気圧配置は西高東低になりますから、かなり気温が下がる地域があるでしょうし、雪が降る地域ももちろんあります
普段、あまり寒さに慣れていない地域でも注意したほうがよさそうです。
ついつい、新型コロナウイルスの感染者数が気になって、寒気のことを忘れてしまいそうですが、この寒さには注意したほうがいい!ということです。
参考資料:観測史上1位に迫る記録的大雪のおそれも 年末年始は大雪による災害に警戒(tenki.jp) – Yahoo!ニュース
シベリア高気圧の中心が1084hPaに 記録的な値、寒気の蓄積を示す – ライブドアニュース
寒さで何に注意する?
寒くなるから注意してと言われても「何を注意するの?」と思う方もいることでしょう。
寒さでの注意点としては
・ホワイトアウト
・スリップ
・凍結
・立ち往生
・ヒートショック
などです。
路面が凍結して思わぬところで滑ってしまったり、雪で立ち往生して車を前に進められなくなることも・・・。そして、日常生活の中で注意したいのがヒートショックです。
ヒートショックは温度差で起こるもので高齢者に特にリスクが高い傾向があるといわれています。もちろん、若い人も注意してくださいね。
外気温が下がると家の中や室内はあったかいけど、外は寒い・・・温度差が生まれます。暖かい頃から急に寒いところに移動すると血圧が上昇してまめいなどを起こすことがあるんです。これがヒートショック。
外が寒いのはどうすることもできませんが、自宅の中でできるだけ温度差をなくすようにすること・・・お風呂場を先に温めておくとか、トイレに小型の暖房器具を用意するのもいいでしょう。
ヒートショックで命を落とす危険もありますから、要注意です。