日本一高い山の富士山・・・。
美しい姿は世界的にも人気があります。その富士山に異変が起きているかもしれない?と話題になっています。
富士山に雪がなかった?
富士山といえば山頂付近に雪が積もった姿を連想しますよね。そういえばまだ子供だった頃、夏休みに初めて東京に行ったときに富士山を新幹線から見て雪が積もっていなくてがっかりしたことがありました・・・笑
真夏に雪がないのは当たり前ですが、富士山では例年12月になれば山頂付近に雪が積もって白くなります。
ただ、2020年の冬は「ほとんど雪がなかった」というのです。
「毎年、12月にもなれば富士山の山頂付近は雪で白く染まります。ところが、昨年は雪がほとんど積もっていませんでした。初めて見る光景なので、住民はみんな不安でたまりません」(静岡県沼津市在住の男性)
富士山に異変が起きている。12月下旬になっても、夏のような黒い山肌が目立っていたのだ。同時期に伊豆諸島で震度5弱などの地震が相次いだこともあり、これは噴火の「予兆」ではないかという声が専門家からも上がっている。
富士山に雪がない・・・ついもとは違う12月の富士山を見て「もしかしたら何かの予兆では?」と心配している人もいるということなんです。
確かに、神奈川での異臭騒ぎや伊豆で増えている地震、そして、富士山が火山であることを考えるとちょっと不気味な気もしてきます。
「1707年に起きた宝永大噴火以来、富士山は地下に大量のマグマを溜め続けています。いつ噴火してもおかしくない状況です。地下からマグマが上昇したことで山頂付近の温度が上がっていれば、雪が積もっていなくても不思議ではありません」
という専門家もいますし、本当に富士山の地熱で雪が積もっていないとしたら・・・これってちょっとヤバそう?と思ってしまいます。
もし富士山が噴火したら・・・
富士山は火山ですから、噴火しても不思議ではありません。専門家の間では富士山は「いつか必ず噴火する」とも言われており、実は危険な火山でもあるんです。
そして、富士山は過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動がある火山・・・つまり活火山です。
延暦大噴火や貞観大噴火、宝永大噴火などの記録も残されています。
普段に美しい日本のシンボルですが、一度牙をむけば恐ろしい大噴火を起こすかもしれないのです。もし富士山が宝永噴火と同じ規模で今、噴火したら・・・火山灰が横浜や新宿にも降り、首都圏でも大きな影響が出ると予想されています。
そうなとると、交通網へのダメージが考えられますので、帰宅難民が発生する可能性大。停電なども予想されています。阿蘇山が噴火した時には、3ミリの降灰で電線がショートし2万7000戸が停電したこともありました。
火山灰って実は怖いんですね。
参考資料:富士山大噴火 降灰シミュレーション 深刻な影響も-NHK
海外では大きな地震も発生している
富士山の噴火も心配ですが、2021年2月10日には南太平洋の島国ニューカレドニア沖でM7.7の巨大な地震が起こっています。今回の地震は日本には直接の影響はありませんが、ちょっと気になるのが10年前の2011年、東日本大震災の前にクライストチャーチで大地震が起こっていたんです。
ネットでは「連動して太平洋のプレートがうごくかも」と心配している人もいるようです。
もちろん、連動しているという証拠はありませんし、専門家の方はおそらく否定されるのでしょうが、似たような事が起こると「まさかね・・・」と思ってしまうのは無理もないことです。
参考資料:南太平洋でM7.7の地震バヌアツなどで津波を観測 日本では津波被害の心配なし-ウェザーニューズ