宇宙からの電波・・・。
なんともSFっぽい響きですが、実は、謎の電波が検出されたことは過去にもありました。オカルトオンラインでも紹介したことがある宇宙から16日周期で届く謎の電波・・・どこから来てるの?
なんかもそのひとつです。
もともと、宇宙には私達が解らないことの方が多いわけですが、宇宙から謎の電波が届いていてそれをキャッチできたとしたら・・・夢が広がりますよね。
今回は、イギリスの天文学者が宇宙からの電波をキャッチしたというニュースです。
発信元は15.8万光年の彼方!マゼラン星雲からの電波
謎の電波をキャッチしたのは、イギリスの研究グループの「ブレイクスルー・リッスン」です。
長年、宇宙に関する研究をしてきたチームなのですが、その研究項目は「宇宙からの交信」というグループです。
宇宙から届くさまざまな電波を解析しているということですが、このチームがマゼラン星雲の研究中に「謎の電波」をキャッチしたというのです。
「明確な画像で、今まで見たことのない大量の電波を放出しています。全ての波長、特に電波を検出できる巨大なブラックホールが画像の真ん中にあります。一方で途轍もない速度で形成され始めたたくさんの銀河を発見し始めてもいます。これらのデータとレントゲン、光学、赤外線望遠鏡などを駆使することで、それらの銀河の詳細がわかるようになるでしょう」
という大発見なわけですが、この電波の発信元だと考えられているのが、大マゼラン星雲でした。
その距離は15.8万年。
つまり、光の速さでも15.8万年かかるということ、今の私達の技術力では到底たどり着くことが出来ない場所ということなります。
そしてこれは、今、キャッチした電波は大マゼラン星雲から15.8万年かけて到達したということでもあります。
先ほどの引用箇所にもあるとおり、この不思議な電波の発信元は「もしかすると地球外生命体かもしれない」わけですが、仮に、そうだとしても15.8万年前の電波だとしたら・・・。すでにその星はなくなっているかもしれませんし、今、この瞬間には絶滅している可能性も否定はできないというわけです。
宇宙人との交信は可能?
大マゼラン星雲の研究中にキャッチした謎の電波の正体は今のところ不明。
ですが、画像で見る限り「大量の電波」が放出されていることは確認が出来ているそうです。この付近には巨大なブラックホールも確認されていて、様々な波長の電波などが放出されている一方で、星も形成されているそうです。
今あるすべての技術で解析しているという状態ですが、その正体を人類が知る日はこないかもしれません。
そして気になるのが「行けなくても交信はできないの?」
ということ。
もし、地球外生命体がいるなら「交信してみたい」と考える人は少なくないでしょう。
まず、今、地球でキャッチしている電波が過去に生命体から放出されたものだったとしても、それを今頃、拾って「解析している」とすれば、宇宙の時間軸で考えるとその生命体は死滅してしまっているか、もしくは私達人類より数段進んだテクノロジーを今の時点で持っている可能性が高くなってきます。
私達人類にとって、光の速さが宇宙の最高速ですが、これもまだ解らないことだらけ・・・。
宇宙の広さから考えると、過去の電波を拾っている時点で「相手が同じレベルにいないかもしれない」「そもそも絶滅している可能性」があるということです。
宇宙があまりにも広すぎて、生命体同士が出会うことはほぼ不可能なように設定されているのかもしれませんね・・・。
いずれにしても、宇宙に地球外生命体がいたとしても、交信をするためには言葉などの壁の前にテクノロジーと生物としての寿命の差などが複雑に絡み合っていて、さまざまな条件が整う必要があるということです。
ですが、もし・・・宇宙からの何かの信号だったとしたら・・・夢がありますよね。