ワクチンが効かない!?1つのウイルス株に2つの変異が見られる二重変異株

関西圏を中心に流行しているイギリス型の変異株の感染力が強いことが知られていますが、イギリスで確認された二重変異株という変異株は、感染力が強くワクチンも効かないかもしれないと言われています。

イギリス型のウイルスの感染力でさえ、大変なことになっていますが、従来のイギリス型ウイルスの場合、今、作られているワクチンの効果はあると言われています。ですが、今回、発見された二重変異株はワクチンの効果を薄めるかもしれないのです。

ウイルスの二重変異株ってなに?

イギリスで発見された二重変異株ですが、これはひとつのウイルスの中に二つの変異が見られる株のことです。

ウイルスの変異はウイルスが増殖するときのミスコピーが原因です。新型コロナウイルスだけでなく他のウイルスも変異することがあります。

今、日本で確認されている新型コロナウイルスの変異株はブラジル型、イギリス型などですが、すべて新型コロナウイルスであることに変わりはありません。全く違うウイルスになってしまったというわけではなく、新型コロナウイルスというウイルスが変異したということのようです。

通常、変異はひとつの株につきひとつですが、二重変異株とは変異がふたつ見られる株のこと。新型コロナウイルスの二重変異株がインドで検出されたのです。

インドで発見された二重変異株は感染力が強くワクチンの効果が薄い?

新型コロナウイルスの変異株が世界中で見つかっていますが、今回、インドで検出された新型コロナウイルスの変異株は、二重変異株でした。

 

インドで初めて確認された 1つのウイルス株に2つの変異がみられる「二重変異株」が、英国で検出された。専門家らによると、「二重変異株」はブラジル型や南アフリカ型よりも感染力が強く、ワクチンの効果も弱い可能性があるという。

新たな「インド型二重変異株」、英国で検出される – Sputnik 日本

そして、この二重変異株で気になるのが「ワクチンの効果か弱くなるかもしれない」「感染力が強い」という点です。

今、日本でもワクチン接種が進められていますし、アメリカやヨーロッパでは日本よりもっとワクチン接種が進んでいます。国民の50%以上が2回目のワクチン接種済ませているイスラエルでは、マスクを外しても良いこととなり、友人と談笑しながらお酒を飲むこともできるうになったとか。。なんともうらやましい話ですが、もし、二重変異株が流行してしまい、そして、本当にワクチンの効果が弱くなるとしたら・・・。

実際にフランスではこんなことが起っています。

 フランスはワクチンを1回受けた人の割合は約19%だが、1日の感染者数は3万人以上。うち9割を変異株が占め、政府は感染のピークにはまだ達していないとみている。

引用:ワクチン効かず?世界襲う変異株 インドでは二重変異も

新型コロナウイルスの感染力の強さに関しては、今、日本でも流行しているイギリス型の変異株が感染力が強く重傷化するスピードも速いと言われています。大阪での感染者の増え方を見ていると、イギリス型の変異株が感染力がとても強いことが解りますよね。新型コロナウイルスが流行し始めて1年が経過し、マスクや手指消毒の生活をしている人が多い中での感染拡大・・・。

これから、関西以外の地域でも変異株が流行してしまうのか、それとも、今がピークで収まっていくのかもかなり気になるところですが、今回、発見された二重変異株が今後どうなっていくのかも気がかりです。