世界中を混乱させている新型コロナウイルス・・・。
日本では夏に第二波と言われる大きな波が来ましたが、重症化率や志望率が低く二度目の緊急事態宣言が発出されることもなく、GoToキャンペーンが展開されています。
経済も回さなければならない・・・感染を抑えつつ人の動きも止めないというチャレンジをしているわけですが、そんななかで気になるニュースが飛び込んできました。
ノルウェーで新型コロナウイルスの変種が発見されたというのです。
ウイルスは変化する
ウイルスは細菌とは全く別のもの・・・。似ているようですが、違います。
ウイルスと細菌の違いについてはオカルトオンラインの【ウイルスってよく考えるとすごく気味が悪い…】で説明しています。
ウイルスは、変異するものなのですがウイルスの変異は簡単に言ってしまえばミスコピーのようなもの。変異を人間がコントロールすることはできません。
ウイルスによってし変異しにくいものもあるそうですが、新型コロナウイルスは変異しているそう。
ノルウェーで新型コロナウイルスの変種が発見されたというのです。
新型コロナウイルスの変種?!
新型コロナウイルスの変種が発見されたのは、トロンヘイム市というところです。
トロンヘイム市の主任医師トゥベ・ロスタド氏が
「私たちにはこのウイルスがどうやって発生したのか分かっていない。これまで同種のウイルスはノルウェーには存在しない。国際データベースでの検索でも同様にこの変種は発見されなかった」
とコメントを出しています。
このウイルスの正体については未だ不明・・・そもそも新型コロナウイルス自体新しいウイルスなので解らない事だらけなのですが、ノルウェーで今までとはちょっと違うウイルスが発見されたのしどうやら事実のようです。
ウイルスは早く感染するようになった?!
ノルウェーの医師によって「新しいウイルスの変種」だろうと言われているウイルスは、感染が早くなるという特徴があるそうです。
ただし、このウイルスに感染したのは8人で、うち7人が20歳以上の若者でした。そして、感染者の症状はとても軽いそうですので、いきなり凶悪化したというわけではないのかもしれません。
参考資料:ノルウェーで新型コロナウイルスの新しい変種が発見 – Sputnik 日本
ワクチン開発はできるの?
新型コロナウイルスのことで気になるのはワクチン・・・。
ワクチンがあれば、新型コロナウイルスを怖がることがなくなる・・・と考えられていますから、今までの生活に戻りたいと思う私たちはワクチンを心待ちにしてしまいますよね。
ですが、変種が現れた!となれば、果たしてワクチン開発はできるのかという不安が出できてしまいます。
新型コロナウイルスのワクチンは今、世界中で研究開発が進められています。日本でもワクチン開発がされていることは皆さんもご存じでしょう。
ワクチンが新型コロナウイルスに対する最大の武器になるのかについて、様々な意見があるそうですが、日本では不活化や組み換えタンパク質といった確実性の高い方法で開発を進めていると言われています。
ブラジルではワクチン接種をした人が重症化したという例もありますし、ワクチン開発は冷静に慎重に進めなければなりません。ですが、ウイルスが変異すること自体は以前から知られていたことですし、変異するから開発できない・・・ということでもないようです。
新型コロナウイルスに関しては、変異しても病原性や抗体反応が変わった例がなく、ワクチン株を変えなくても効果が得られるのではないかとする研究者もいます。
つまり、変異は喜ばしいことではありませんが、だからといってワクチンが作れないということではないようです。
まとめ
新型コロナウイルスの変種とされるウイルスが、ノルウェーで発見されました。
ワクチン開発が進められている新型コロナウイルスですが、抗体がどの程度持つのかといった問題はある物のウイルスが変異するからワクチンを作れない・・・というものではないようです。
参考資料:ワクチンはコロナ対策の「最終兵器」ではない──国立感染研・脇田所長に独占インタビュー