みなさんは、タイムトラベルとか未来人と言われると何をイメージしますか?
大人気漫画のドラえもんやキテレツ大百科でもタイムトラベルをしていますし、SF映画でもタイムトラベルは割とよくある設定ですよね。
多くの人が「あったらいいな」と思うであろうタイムトラベルですが、今の私達はその能力を持っていません。
ただ、こんなことを考えたことがある人も多いはず・・・
「タイムトラベルをいつかできるようになっているなら、今、未来人がいるはずじゃない?」
確かにそうですよね。インターネット掲示板などに未来人を名乗る書き込みがあり、話題になったこともありましたが、本物の未来人かどうかを確かめる術はありません。
ですが、イギリスケンブリッジ大学のホーキング博士がある実験をしていたのをご存じでしょうか。
ホーキング博士といえば??
ケンブリッジ大学のホーキング博士といえば、一般相対性理論のスペシャリストで、量子力学を結びつけた量子重力論を展開した天才として有名ですよね。
2018年3月14日にこの世を去った天才ですが、IQ160の天才とも言われているすごい人です。
とんでもない天才で、たくさんの人に影響を与えた人物ですが、ホーキング博士は「時間順序保護仮説」という説を提唱していて、まぁ、簡単に言えば「タイムトラベルは無理だ」と言っていたんです。そして、「過去に行くことを許容する閉じた時間線が存在するためには場のエネルギーが無限大でなくてはならない 引用:スティーヴン・ホーキングフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』」としていました。
この時間順序保護仮説とは、タイムトラベルする・・・つまり時間の壁を越えようとしても量子効果がそれを邪魔してしまう・・・というもの。つまり時間の壁を越えるために、この量子効果を破るだけのエネルギーが必要ということです。
ホーキング博士といえば、宇宙のイメージが強いという人も多いかもしれませんが、時間やタイムトラベルなどの分野で様々な仮説を立てた人でもあるんですね。
そのホーキング博士がタイムトラベラーをパーティーに呼び出す実験をしていたんだとか・・・。
タイムトラベラーをパーティーに呼ぶ試みとは?
ホーキング博士がタイムトラベラーを呼び出そうとした試みは次のようなものでした。
やり方はとてもシンプルなもので、パーティーが終わった後に招待状を公開するというもの・・・確かにこれで誰かがパーティーに現れれば、タイムトラベラーがいるという事になりますよね。
未来で招待した人物が、パーティーに現れるということは、タイムトラベルをして過去のパーティーに参加したということになります。
つまり、まず、自分ひとりでパーティーを開催します。そして、開催した後に、招待状を広く公開するのです。
ホーキング博士らしいとてもユニークな方法ですが、結果はもちろん「だれもこなかった」
というものでした。
もし、誰も招待していないパーティーに客が来たら・・・この時点でかなり怖い現象ですが、誰も現れなかったようです。
参考資料:
「タイムトラベラーをパーティーに呼ぶ」ホーキング博士が本当にやった実験の結果 博士の行動に自由意志はあるのか? | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
そもそも時間は存在しているのか
タイムトラベル系の話をしているとどうしても気になってしまうのが
「そもそも時間は存在しているのか」という疑問です。
確かに、私達は時間に左右されて生きています。時計の針は進むし、季節も移っていきます。ですが、時間というものは私達が生きる上で作られた概念であって実は存在していないという考え方もあります。