新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで、気になるのは変異株がどうなるかですよね。日本でもイギリス型や南アフリカ型、ブラジル型といった変異株が確認されていますが、今度はインドで変異株が発見されたそうです。
新型コロナウイルスの変異株が2種類!イントで発見された
インドの保健相のTwitterが注目を集めています。新型コロナウイルスの変異株が2種類発見されたというのです。
Genome Sequencing by INSACOG shows variants of concern and a Novel variant in India.https://t.co/hs3yAErWJR pic.twitter.com/STHjcMnkMh
— Ministry of Health (@MoHFW_INDIA) March 24, 2021
「マハーラーシュトラ州のサンプルを分析した結果、変異株E484QとL452Rのサンプルの割合が2020年12月と比べて増加している。この変異株は、サンプルの約15〜20%に見られ、これまでに懸念されていた変異株とは一致しない」
という内容です。
フィリピン型の変異株なども確認されている中でとうとうインドでも変異株ができてしまったようです。
インドの感染状況は?
新型コロナウイルスは今や世界中に広がっており、インドの感染状況は深刻です。インド国内での新型コロナウイルスによる累計の死者数は16万0441人となっており、一日で4万人以上の感染者が確認されている日もあるという状況です。
新型コロナウイルスのようなウイルスの変異株は、ウイルスが増殖するときのミスコピーによって起るものですから、感染拡大すればすれほど、ミスコピーが起る可能性が高くなります。つまり、ウイルスが変異する可能性も増えるということです。
インドでも病床が逼迫しており、マハラシュトラなど人口の多い州でそれが顕著だといいます。
そして、今回、新たな変異株が発見されたのもマハラシュトラ州でした。
参考資料:インドで新たな変異株検出、コロナ死者は今年最多の275人-ロイター
インドの変異株の感染力や毒性は?
新たな変異株が発見されたとなると、毒性や感染力が気になるところです。イギリス型の変異株は70パーセント程度感染力が強い可能性があるとか、重症化率が高いという指摘があります。変異株は全く違うウイルスではありませんが、感染力が毒性などが変化していることがあるのです。
インドの変異株については、”「懸念すべき変異株(VOC)」リストと合わない変異株が見つかった”という段階ですので、それ以上のことはまだ解っていません。毒性や感染力についてもまだ何も解っていない・・・。
また、インド国内での感染拡大とこの変異株の関係についてもまだはっきりしたことは解っていません。そして、今、接種が進んでいるファイザーなどのワクチンの効果がどうなるのかもまだ不明のままです。
ウイルスの変異の怖さはいつどこでどんな風に変異するのかが全く解らないところです。変異したウイルスがある程度広がって初めて発見されることになるという見えない怖さがあります。