オカルトオンラインで以前にご紹介したイエメンの地獄の井戸の続報です。
でご紹介したイエメンの地獄の井戸。Well of Hellと呼ばれる大きな穴で、実際には井戸ではありません。
この巨大な穴の底に調査隊がとうとう到達しました。
地獄の井戸はどのくらいの大きさ?
イエメンの地獄の井戸(Well of Hell)のサイズは
- 幅約30メートル
- 深さは100~250メートル
という特大サイズです。
場所は、イエメンのオマーンよりの場所で周辺は砂漠です。
地獄の井戸というのは俗称で別に天然水が沸いているということでもなく、人工的に作られたものでもないそう。ある一説によると、この地獄の井戸は自然に出来たもので数百万年に出来たのではないかと考えられているそうです。
この井戸が「地獄の井戸」と呼ばれている理由は、地元にある言い伝え・・・
「吸い込まれる」
「邪悪な生き物がいる」
と言われているからでした。
以前に、この井戸に降りたことがある人もいるそうですが、妙な生き物がいて、悪臭が漂っていたそうです。
まぁ、謎めいている大きな穴というだけで「なんとなく怖い」気がしてしまうのも無理のないことですよね。
と、長い間、恐れられていた巨大な地獄の井戸ですが、その底にたどりついたそうです。
地獄の井戸の底に初めて到達した
地元では「悪魔が住んでいる」なんい言われていた地獄の井戸ですが、底は酸素が足りずなかなか降りることが難しかったのは事実。転落の危険もありますし、命をかけて調査することを誰もしてこなかったのです。
実際にイエメン当局も正式に調査をしたことはなかったそうです。地獄の井戸は、砂漠の真ん中にありますし、わざわざ調査することもなく今まできていたのでしょう。
地元では、近づくことはおろか、口にすることも「良くない」とまで言われていた地獄の井戸ですが、とうとうその底に到達しました。
調査したのは、オマーン洞窟探検隊(OCET)と呼ばれる人たちで悪臭がする井戸の中にロープを使って降下しました。
この調査には、ドイツのドイツ工科大学German University of Technology in Omanの教授も参加し、8人で行われたそうです。
「情熱に駆り立てられた」という今回の調査ですが、当然、解っている範囲内では地獄の井戸の底に人が立つのは初めてのことでした。
地獄の井戸に悪魔が住んでいた?
悪魔が住んでいる・・・悪魔の監獄・・・亀裂から悪魔が出てくる・・・。
と言われて恐れられてきた巨大な穴ですが、悪魔の井戸の底に悪魔はいなかったそう。
まぁ、当然といえば当然のことです。いたらとんでもない大ニュースになっていたことでしょう。
「地獄の井戸(Well of Hell)」とも呼ばれる穴は、アルマハラ(Al-Mahra)県の砂漠の真ん中に位置し、幅は約30メートル、深さは約112メートル。異臭を発しているという証言もある。
オマーン洞窟探検隊(OCET)が穴の底に下り、生きたヘビや動物の死骸、洞窟真珠を発見したが、悪魔の痕跡は見つけられなかった。
そして、「悪臭がする」とも言われていた地獄の井戸ですが、実際には耐えられないほどの悪臭はしなかったそう。
鳥や蛇の死骸があって悪臭を放っていたそうですが、それだけだったとのこと。
もちろん、悪臭も地底人もおらず、8人の調査隊は水や土、動物の遺体などのサンプル採取をして知人に無事生還しました。今のところ、関係者の体調不良や呪いのようなものは報告されていないみたいです。
どうやら、地獄の井戸は「亀裂から悪魔がで出来て、近づいた人を殺す」というのは都市伝説だったようです。
ちなみに、今回の調査で地獄の井戸の中に洞窟真珠も発見されたそうです。洞窟真珠とは、鍾乳洞に出来るもので、地質に含まれるカルシウム炭酸塩が沈着したもの。
悪魔は不在でしたが、洞窟真珠が見つかり、今後の分析で地獄の井戸の様々なことが解明されていきそうです。