「今年は暑い」「猛暑だ」
何だが毎年のように夏になると言っているような気もしますが、やっぱり2021年の夏も暑い!東京オリンピックで来日した選手も暑さとの戦いに苦労していたようです。
毎年毎年、熱中症になってしまうような暑さが当たり前になりつつあるわけですが、暑いのは日本だけではない様子。世界中でとんでもない高温を記録しています。
暑すぎ!ギリシャやヨーロッパ・アメリカでも高温を観測
日本夏が暑いのは今に始まったことではありませんが、今年はギリシャやヨーロッパ、そして、アメリカやカナダでも高温が記録されています。
6月27日には、カナダで初めて気温が45度を越えたそうですし、アメリカシアトルの空港の近く42.22度、ワシントン州では47.77度、そして、なんとデスバレーでは50度を越えたそうです。
この気温が正式に記録されれば当然、観測史上最高気温。50度ってお風呂のお湯より熱いわけですからとんでもない高温です。
この高温の原因はヒートドームという現象。
ヒートドームと呼ばれる記録的に強い高気圧が、大陸の北西部に居座っています。高いところまで暖かい空気に覆われた上、よく晴れて、上空5500メートルまで登ってもまだ気温が氷点下にならない状態です。
上空の空気まで温かい状態で気温が上がったそう。そして暑さだけでなく干ばつも深刻でユタ州の知事は雨乞いをしたんだとか。
猛暑が記録されている各所では、エアコンで涼をとれるクーリングセンターを設置して対策にのりだしているそう。暑さに慣れていない地域での猛暑はもはや災害の様相を呈しています。
そして8月に入ってからは、ギリシャで47度の猛烈な暑さを記録。これはヨーロッパの観測史上最高気温に迫る高温でした。
#Greece and #Turkey are expected to see the worst heat of the ongoing extremely intense #heatwave this week. Temperatures could be up to near 47 °C, challenging the European all-time record!https://t.co/w0HVDfZV7u
— severe-weather.EU (@severeweatherEU) August 2, 2021
命に危険を及ぼすレベルととんでもない暑さ。日本でも40度越えが観測されましたが、ヨーロッパの熱波はそれ以上に深刻のようです。
ギリシャやトルコでは山火事も
47度の高温を記録したギリシャでは、山火事まで起っているそう。24時間で78箇所の森林火災が報告されています。
そして、山火事はトルコでも発生。8人の方が犠牲になってしまったそうです。
暑いだけでなく山火事まで発生・・・ヨーロッパではほんの1カ月前に大洪水が発生していたのに今度は猛暑と山火事という災難に見舞われています。
山火事の影響で大気汚染も深刻
山火事を鎮火だけでも大変な作業になるわけですが、この山火事が原因で大気汚染も発生しています。
欧州のコペルニクス大気監視サービス(CAMS)は4日、地中海地域は「山火事多発地帯」になりつつあると指摘。現在発生している山火事の煙によって、大量の汚染物質が大気中に放出されているとして警戒を促した。
この大気汚染ですが、衛星画像でも確認できるレベルのものだそうです。
「東京が暑い」と騒がれていますが、外国はもっと暑かった!のが今年の夏。もちろん、立秋を過ぎてもまだまだ暑い日が続きそうですから熱中症対策は必須です。
この猛暑の原因を
「温暖化だ」という人もいれば「ポールシフトの予兆では?」という人も・・・。ただ、いずれにしても地球が暑くなってきているのは間違いないようです。
参考資料:アメリカで50度超えの大熱波…ユタ州では「雨乞い」も始まる
ギリシャで47度超の記録的猛暑 山火事多発で大気汚染も悪化 – ライブドアニュース