「地震の前兆では?」と言われている現象はたくさん・・・。
動物が騒ぐとか、月が赤くなるとか、地震雲が出る!という話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
地震の前兆かもしれない?と言われている現象を宏観現象といいますが、科学的に因果関係が解明されているものはほとんどありません。
イルカやクジラの大量座礁もそういった現象のひとつです。
ニュージーランドでゴンドウクジラが座礁!
ニュージーランド東岸沖のチャタム諸島(Chatham Islands)にゴンドウクジラの大群が漂着し、これまでに100頭近くが死んだことが分かった。自然保護当局が25日、明らかにした。
とのこと。チャタム諸島と言われてもピンと来ない人も多いかと思うのですが、場所はここ。
ニュージーランドの沖合ですね。
このチャタム諸島で、ゴンドウクジラが座礁し100頭以上がすでに死亡してしまったそうです。
救助隊もかけつけたそうですが、残念なことに安楽死となった個体もいました。
どうしてイルカやクジラは時々、座礁してしまうの?
イルカやクジラは海洋生物のなかでも知能が高いことで知られています。
哺乳類でありながら、陸での生活はできす水の中で生活しています。イルカショーのイルカも、シャチもすべて哺乳類です。
時々、イルカやクジラが座礁したとか、迷い込んでしまったというニュースがありますが、原因は様座。病気が原因ということもありますし、軍関係の艦船が使用するソナーの影響で方向感覚が狂って陸に打ち上げられてしまうのではないかといもいわれています。そして、地震との関連があるかも?という人もいるのです。
知能が高いイルカやクジラが自ら死を招く陸に向かって好き好んで泳いでいるというわけではなく、イルカやクジラが持っている感覚器官の異状やソナーの影響で時々、こういうことが起ってしまうのです。
地震との関連性は?
イルカやクジラの座礁と大地震の関連ついてですが、科学的には何も証明されていないモノの、確かに、過去の巨大地震の前にイルカやクジラが座礁していたという事例もありました。
記憶に新しいのは東日本大震災の直前、2011年3月4日の朝に、茨城県鹿嶋市の海岸およそ10キロにイルカが座礁しているのが発見されたことです。
このときは座礁していたのは、カズハゴンドウという種類のイルカでした。50頭が陸に打ち上げられて身動きがとれなくなっていたのです。
そして、このイルカの打ち上げの数日後・・・あの東日本大震災が日本を襲ったのです。
海関連の他の前兆現象も?
海に関連する地震の前兆?かもしれないと言われている事象は他にもあります。
特定の魚が大量にとれるとか、深海魚が網にかかる・・・という話を聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プレートが引き起こす地震の場合、海底のプレートから発生する電気的なものをイルカやクジラ、魚などが探知して異常行動の原因になった可能性は否定できないという方も・・・。
もちろん、因果関係は不明のままですが、大量にイルカやクジラが座礁したときには注意しておいて損はないのかもしれません。
まとめ
地震との関連があるのでは?と言われているイルカやクジラの座礁。
もちろん、科学的に因果関係が証明されたわけではありませんが、東日本大震災の直前にもイルカの座礁がありましたし、ちょっと気になる現象のひとつでもあります。
ニュージーランドの沖合の島でゴンドウクジラが大量に座礁しているのが発見されたそう・・・大きな地震の前兆でないことを祈りたいものです。