【ポールシフト】地球の地軸がズレる一因は気候変動だった?

ポールシフトって聞いたことありますか?

ポールシフトとは、惑星などの天体の軸や磁気が何らかの理由でズレることを言います。軸が固定されたままで磁気のみが反転する地磁気逆転とは区別されている現象です。

「は?地軸がズレるってそんなことあるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、地軸がズレることはあります。例えば、2004年12月26日にマグニチュード9.1を観測したスマトラ島沖地震・・・実はこの巨大地震で地軸が約2センチ移動したと言われています。たった2センチではありますが、地球の軸がズレるほどの大きなエネルギーだったということです。

気候変動でポールシフト?

地球の地軸がズレるという壮大な話ですが、実は気候変動が原因でポールシフトを起っているというんです。

科学者たちは、(温暖化による)氷河の融解が原因で大量の水が移動したことが一因で、地理極が急速に東方向にずれていると指摘する。

地軸が地球の表面と交差する点である地理極(北極点と南極点)は固定しておらず、地球上の質量の配分が変われば、地軸と地理極が移動することもある。科学者たちは、(温暖化による)氷河の融解が原因で大量の水が移動したことが一因で、地理極が急速に東方向にずれていると指摘する。

1980年以降、北極点と南極点の位置は約4メートル移動したと推定されている。

 

引用:気候変動の影響で地球の自転軸がずれた──最新研究 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

海流や氷河が溶けたことが原因で”地軸がズレている”というんです。

温暖化したら、海面があがるとか巨大台風が出来やすくなるとか、豪雨災害が増えるかもしれない等など様々な影響が懸念されていますが、ポールシフトの一因にもなるということです。

そしてこのポールシフトは、急速に進んでおり

1990年代半ばに地理極が南向きから東向きに移動したことを発見。また1995年〜2020年にかけての地理極の移動スピードは、1981年〜1995年に比べて17倍速かった

引用:気候変動の影響で地球の自転軸がずれた──最新研究 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

つまり、温暖化が進むにつれて、ポールシフトの移動速度が加速しているということです。

ポールシフトが起ると、軸がズレる上に磁気が反転する可能性もあります。もし、地球の磁気が反転したら、宇宙からの有害な粒子から地球を守る効果が弱くなり、人類はもちろん地球上の生物は危機的な状況になることが予想されています。

この有害な粒子のことを”宇宙線”というのですが・・・(未確認飛行物体の宇宙船ではありませんよ 笑)宇宙線が地球に降り注ぐと、生命にも危機が及ぶ可能性が高くなりますし、通信システムなども悪影響を受けることになります。

地球を守っているのは大気だけでないんですね・・・。

ポールシフトは過去にも起っていた?

地球の地軸がズレて磁気が反転するポールシフト・・・ものすごくレアな自然現象ではありますが、過去にも起っていたことが解っています。

磁極の逆転現象は過去2000万年の間に、約20万年から30万年に1回のサイクルで発生していた

引用:人類を襲う「地磁気の逆転」の恐怖、その時期を科学者が調査

ちなみに最後にポールシフトが発生したのは80万円前とのこと・・・とつてもない長い周期で起っているポールシフトですが、万が一、今の地球でポールシフトで磁気の反転が起ったら、人類存続の危機になるレベルの大災害になることでしょう。