新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度目の緊急事態宣言が発出されていた、京都・大阪・兵庫・愛知・岐阜・福岡の緊急事態宣言が2月末日で解除されました。東京を含めた一都三県についても緊急事態宣言の期限は3月7日とされています。

「これでちょっとは気分が明るくなった」という人も多いと思いますが、その一方で「本当に解除していいの?」と不安な人も少なくないはず。

もちろん、緊急事態宣言は早く解除されたほうがいいわけですが、ちょっと気になるのが変異株のことです。

日本で変異株はどのくらい発見されているの?

 

イギリスや南アフリカの変異株は日本国内でも確認されています。2月14日時点ですでに100人を超えており、クラスターも発生しています。

最初は、空港検疫で発見されていたのですが、渡航歴がない人や不特定多数の人との接触がないのに、変異株に感染していたという人もいるのが現状です。

変異株の感染者が確認されたのは、

東京・神奈川・埼玉・栃木・茨城・福島・新潟・群馬・長野・兵庫・静岡です。

ただ、通常のPCR検査では感染の有無は解ってもどの株に感染しているのかは解りませんから、もしかすると解っている以外にも変異株に感染していたという人はいるのかもしれません。

埼玉では変異株のクラスターが発生していますし、市中感染の疑いがある例も1都10県で51人となっています。

感染力が強いかもしれないとか、重症化率が高いかもしれないとされている変異株・・・東京オリンピックも控えている事ですし、かなり気になります。

追えているから大丈夫?

新型コロナウイルスの変異株については、当然政府も把握しているわけですが、加藤官房長官は2月10日の記者会見で「ほとんど、リンクが追えている」としています。

ワクチンの先行接種も始まっていますし、昨年の春に未知の新型コロナウイルスが流行し始めたときのようなパニックを起こす必要はないのかもしれません。

ですが、一般の人までワクチンが行き渡るまでには時間がかかります。緊急事態宣言の解除を手放しで喜ぶという状況ではないのかもしれません。

参考資料:国内の変異株感染者100人超 死亡リスク増加?専門家「警戒」

ブラジルの変異株は感染力が30%から50%増?

イギリス型の変異株は感染力が1.7倍程度かもしれないと言われてきたのですが、ここにきてブラジルの変異株の感染力が従来の3割から5割高いかもしれないという見方が出ています。

ブタンタン研究所のコバスディレクターが26日、地元メディアのグロボの取材に応じて明らかにした。コバス氏は「新たな変異ウイルスは感染率がより高く、少なくとも30~50%(感染速度が)早い」と述べ、「さらに攻撃的な可能性がある」と分析した。

引用:ブラジル型の変異ウイルス、感染率30~50%高い恐れ-日本経済新聞

感染力が1.7倍かも・・・と言われているイギリス型の変異株でさえ、ヨーロッパで感染が急速に拡大しているのに、ブラジル型の変異株が3割から5割も感染力が高い変異株だとしたら、かなりの感染力の高さということになります。

ブラジルでは、一日あたりの感染者数が5万人わ超えており、新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。

ワクチンが行き渡るのが早いか、それとも変異株が広まるのが早いのか・・・。変異株に対して今あるワクチンがどの程度効果があるのかも気になりますが、まだまだ解らないことのほうが多いのが新型コロナウイルスの嫌なところです。