真っ暗な夢の中の空間に、能面が…!

あれは、私が会社を辞めた頃の出来事でした。

当時、私は就労者支援雇用事業所に努めており 精神や身体・知的といった障がいを持った利用者さまの パソコンの講師をしておりました。 障がいを持つ利用者さまの接し方は、気を遣うものです。 また、同じスタッフに対しても気を遣う私は、入社10ケ月頃になると 人間関係に悩むようになり、結局…会社を辞めました。

このこと…会社を辞めたことは、妻には言えませんでした。 その後二週間ほど、妻には会社に行くようにみせて、毎朝、近くの図書館へ通っていたのです。 私は仕事運があまりないようで、前職では5年ほど勤め、これからという矢先に 会社が民事再生法申請し、倒産。

負債総額は13億円を超えるもので、私の住む地域では 大きなニュースとなりました。

今回、会社を辞めたことを妻に言えなかったのは、 妻から「今度、職を変える時は、必ず、相談してから転職してね」と念を押されていたからです。 今日もまた、会社へ行くふりをして、図書館通いです。 もちろん、ここ数日、ハローワークや求人誌などで職探しをしましたが なかなか、中途採用で雇い入れてくれる企業はありません。

一週間くらい経った頃でしょうか…さずがに、不安・焦りといった気持ちが だんだん大きくなって来ました。

そんなある夜… 夢にアレが出てきたのです。

真っ暗な夢の中の空間に、能面が…!

その日も、図書館から帰り着き、仕事をしてきたように繕い、 特に眠たくもないのに、日付が変わる頃には眠るためにお布団に入ったのですが… 夢を見ました。 真っ暗な空間?の中央に白い楕円のようなものがぼんやり光っているのです。 はじめは、ぼやけて見えなかったのですが…だんだんとハッキリみえてきます。

能の面がこちらを見て笑っているのです。女性の能面です。

その時、近くで声が聞こえました。 「あなた、大丈夫?」 どうやら私は、声にならない声をあげていたようです。 妻が、吃驚して私を起こしてくれる声で目が覚めました。 「あなた、大丈夫?うなされていたわよ、終いには、かすれ声みたいな声をあげて…」 ここまでの状況になると、もはや妻に隠し通すことは出来ません。 私は、会社を辞めたこと、これまで会社に行くフリをして図書館へ通っていたこと、 そして、まだ再就職先が決まっていないこと、そのすべてを話しました。 すると、妻は怒りもせず、スマホで何かを調べ始めました。

私のうなされ方が、異常?だったようで、夢に能の面が出てきた時について 調べ、私にその内容を伝えてくれました。

能面が出てくる夢は、人には言えない秘密を抱えていることの表れ

妻が調べた内容によると、 能面が出てくる夢は、人には言えない秘密を抱えていることの表れ。 自分の心を守ろうとする無意識の防衛、本心を偽っていることを特に強く意味する夢… ということがわかりました。 もちろん、ズハリその通りです。

私自身、会社を辞めて、次の職なんてスグ見るかるハズ!と高をくくっていましたから 職が見つからない・決まらない状態は、自分自身をどんどん追い詰めていたようにも 思えました。なにせ、妻に内緒で、会社を辞めましたので。

とにかく、怖い夢でした。これまで見た夢のどれよりも恐怖を感じるものだったと思います。 その後、私に不思議な事が起こりました。

決まらなかった就職先が数日で決まる…!

能面が出てくる夢を見てからスグのことです。

なんと、就職の面接が決まり、翌日、面接へ行くと、帰りには内定をいただくことが出来ました。 しかも、これまで人生でいただいたことのないお給料での採用。

その企業の会長自らが 面接に立ち会うという、ありえない状況も!

にわかには信じがたい内容ですが、すべて事実です。

当日、会社見学もさせていただき、夕方にはレポートを書いて提出という流れでしたが レポートを書いている最中に、会長から 「僕は、あまりこんなことはしないんだけど、君!採用ね、明日から来れる?」と。

私は二つ返事で入社を決め、家に帰りつくと、妻に就職が決まった経緯を話したものです。 はたして、たまたまでしょうか?あの「能面が出てくる夢を見て」から、とんとん拍子で 物事が決まっていったように思います。

それでも、隠し事は、コリゴリです。もう二度と能面が出てくる夢を見ることはないでしょう。

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