ゲゲゲの鬼太郎や妖怪ウォッチなどで、年配の方だけではなく幼児でも知っている日本妖怪ですがいかにして生まれてきたのでしょうか?

「こなきじじい」や「ろくろ首」などの名前や何をするかなどはご存知の方が多いですが意外と妖怪自体の発足について知っている方は少ないです。

とはいうものの複雑な事情があって生まれてわけではありません。

日常から生まれた言葉ですので本記事で簡単に説明していきます。

日常から生まれた

日本妖怪は実際に姿を見たから生まれたというわけではなく「日常の不可思議な現象に理由を付けるため」に生まれた者たちです。

昔は現代のように化学が発達した世界ではありませんので、建物からきしむ音がするなど今では何でもないようなことでも原因がわからず気持の悪い状態になっていました。

そのためそれらの事象に理由をつけるために「妖怪」という存在が生まれ徐々に浸透していき、解明できない事象は妖怪のせいだという認識が広まったのです。

実際山姥など存在が確認されていない妖怪は、山の奥深くなどで不慮の事故により行方不明になった者たちの原因として語られていると思います。

中国が原型

一般の方にはあまり知れ渡っていませんが日本の妖怪はほとんど中国の妖怪がモチーフにさえていると言われています。

天狗などの有名な妖怪も中国出身と言われていますね。

ですが中国の妖怪はカッコいいものが多く、日本人にとっては幻獣に近いイメージですので取り入れつつもアレンジを効かせて日本妖怪が出来上がったのでしょう。

存在はしない

上記の説明から見ると妖怪の多くは不可思議な事象に理由を付けるため生まれたことになり、危ない場所に近づかないように(河童など)生まれた妖怪もいますので実際には存在せず空想上の生物であると言えます。

人魚などもとは人間であった可能性がある妖怪もいますが、実在した証拠がないため科学的な観点でみたら存在しない結論に至るでしょう。

しかしロマンがありますので子供たちにはハッキリと言いたくはないですね。

いつごろから生まれた

日本妖怪の歴史は仮説も含めればかなり古いと言えます。

700年代の書物である「古事記」ではすでに「鬼」などの代表格である妖怪が書かれていますので、元となった妖怪たちは1300年前から存在していたことになります。

つまり妖怪の生みの親は編集者であった「稗田阿礼」などとなりますね。(諸説あり)

しかし古事記では文字のみの登場ですので本格的に広まり始めたのはその後の鎌倉時代あたりからとなりますね。

鎌倉時代には日本3大悪妖怪の一角である「酒吞童子」に関する絵巻物「大江山絵師」が

刊行されており、「鵺」出てくるが「平家物語」も刊行されています。

(江戸時代に刊行された御伽草子も酒吞童子が出てきます)

そして次の時代である室町時代には有名な「百鬼夜行絵巻物」が作成されていました。

美術館だけでなくコレクターなどの間でも多数所持している方がいらっしゃいます。

海外との文化の違い

海外ではドラゴンやデーモンなど男子の心をくすぐるような生物が有名ですが、日本で同じポジションに値する妖怪達は本当に存在するのではないかというリアリティさが違います。

*天照大神などの神様もいますが妖怪の方が身近にあるという観点から今回は省きます。

ではなぜここまで違うのかというと、日本人は漢字からもわかるように日常に近い現象を基にする風習があります。

そのため妖怪も実際に存在するかのようなクオリティになっているのです。

一方で外国の方は何らかの神様を崇拝している場合が多くスレンダーマンなどの都市伝説的な存在はありますが、多くは現実離れした生物となっています。

ギリシャ神話やクトゥルフ神話がいい例ですね。

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