大昔の地球に生息していた?超巨大ヤスデ”アースロプレウラ”

えーー、虫が嫌いという方の中ではおそらく、嫌いな虫の上位にランクインするであろうヤスデ・・・。はい、この文章を書いている私も、虫は大の苦手・・・ですが、人の好奇心というモノは面白いモノで、こんな話題を発見してしまいました。

それは「大昔の地球にどでかいヤスデが生息していた」

というものです。

いやいやいやいや、今いるヤスデでも嫌なのに!こわいのに・・・でもちょっと興味がわいて調べてみたので、少しだけお付き合いください。

太古の地球にいたヤスデのサイズは自動車サイズだった

太古の地球に大きなヤスデがいた・・・。

と言われても、どの程度のものだと思いますか?

ヤスデのサイズですから、めちゃくちゃ大きくても「んー30センチくらい?」いやいや「1メートル?」となんて想像してしまいます。

まぁ、30センチのヤスデでもかなりのサイズですが、実は今、生息しているヤスデで最も大きいヤスデはアフリカオオヤスデというヤスデで、最大で30センチくらいになるそうです。

はい、画像はのせません・・・ので、興味がある方は画像検索してみてください。

さて、太古の地球に生息していたヤスデですが、30センチなんてかわいいサイズではありません(いや、30センチでもかわいくはないんですが・・・)

太古の北イングランドに生息していたことが解ったヤスデのサイズは、なんと自動車サイズ!もう虫と言うより、恐竜に近いと思ってしまうサイズです。推計で体長は約2.7m、幅は50センチ、体重は約50kgにもなったのだとか。

2.7メートル・・・いやいやいやいやいや、もう虫ではありません。

こんなサイズのヤスデが太古の地球を這い回っていたかもしれないというわけです。

巨大ヤスデはアースロプレウラ

とんでもないサイズのヤスデですが、アースロプレウラというそうです。

このヤスデは化石で発見されたのですが、ケンブリッジ大学のチームが北イングランドで発見しました。

たまたま見つけたものだそうですが、研究者の方もきっとおどろいたことでしょう・・・。今回、見つかった化石は頭の部分がなかったそうで、この巨大ヤスデの生態や食べ物などはわからないままでした。ただ、サイズは2.7メートル・・・。ちなみに、軽自動車の最大の長さが3.4メートル。ガレージの横幅のサイズが幅2.4メートルから2.7メートルです。

つまり、ガレージの横幅くらいの長さのヤスデということ。いくらなんでも大きすぎですが、頭部の化石が含まれていなかったため、このヤスデが何を食べていたのかなどは解りません。

2.7メートルのヤスデなんて、虫が苦手という方にとっては鳥肌を超えて、もう叫びたいレベルですし、虫が好きという方にとっては、太古の地球を這い回っていたかもしれない大きなヤスデにドキドキワクワクするサイズですよね。

巨大ヤスデ”アースロプレウラ”は3億年前に生息していた

さて、自動車サイズの巨大ヤスデですが、もちろん、今は地球上にそんなサイズのヤスデはいません。

アースロプレウラが生息していたのは、3億年程度前だろうといわれています。

先ほど「たまたま見つけた」と言いましたが、発見した研究チームは別に巨大ヤスデの化石を探していたわけではなく、たまたま、この化石が含まれた岩が落下して割れた時に発見されたそうです。

もちろん、この巨大ヤスデの化石は他には発見さけておらずとても貴重なものです。

今回は、巨大ヤスデの化石がたまたま出てきたわけですが、もしかすると他の場所でももっと驚くような大きな虫や動物の化石が埋まっているかもしれません。

 

参考資料:「自動車サイズのヤスデ」の化石が発見される – GIGAZINE