ビックフットにイエティ、ヒマラヤの山にいるという雪男伝説は聞いたことがありますよね。
そのなかでも、その頭皮と手の骨が残っていることでより高い信憑性を持っているのが、チベットのパン・ボチェ寺院の秘宝であるパンボチェの手。
イギリスの登山家が持ち帰ったと言われるその秘宝は、もしかしたらミッシングリンクをつなぐ証拠かもしれません。

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かけた絆、ミッシングリンク

人類の進化はある程度解明されていると思っていませんか?
しかしそこには、つながらない進化の鎖の欠損があるのです。

ミッシングリンク

ミッシングリンクとは、賭けた鎖の輪のこと。
人類だけではなく、すべての生物の進化は鎖がつながっていくように連鎖的に過去から現在へとその絆を繋いでいるのですが、当然全てが明らかにはなっていません。
それがミッシングリンク。
そして人類にも、このミッシングリンクが存在するのです。

人はどうやって猿から人間となったのかがわかっていない

人類のミッシングリンク。
それは長大な人類史において最も重要なところがまったく書けてしまっている、まさにミステリーと言うべき欠損です。
そう、それは、人間から猿、つまり猿人と人類の間がすっぽりと抜けているのです。
人は猿から進化したことは、もはや自明です。
そして、人類がいかに進化してきたかもほとんど解明されています。
しかし、いちばん大切な「いかに人類は猿を脱したのか」が不明という、なんとも謎めいた欠損があるのです。

様々な憶測

このミッシングリンクには現在様々な憶測が流れています。
もちろん、たまたまそこの発見がなかったというのが主流ですが、それこそ、人間は一度海中に移動して海の中に住んでいた、宇宙人によって作らえたなど様々。
また、人間は神が作ったものだと信じる人にとっては、この欠損が猿が祖先ではないという論拠にもなっています。
そんな中2009年に古生物学者ジョエンルン・フルム氏が、このミッシングリンクを埋めるイダという哺乳類の骨を発見舌と発表しましたが、これも確たる証拠がないのが現状です。

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ボンバチェの手とデニソワ人

そんな中、チベットのボン・バチェ寺院の猿人の手がその鍵を解くかもしれません。

ボン・バチェ寺院の秘宝

世界に点在するイエティやビックフットといわれるエンジンの痕跡は、そのほとんどが偽物と判明しています。
事実、このボン・バチェ寺院の秘宝とされていた猿人の頭皮と手の骨のうち、頭皮の方は全くの偽物出ることはすでに判明しているのです。
しかし、手の骨に関しては「間違いなく人間の骨だが、現生人類のモノではない」との研究結果があるといわれているのです。
つまり、それは、生きている古代人類の証。
現在この手は闇市場で取引され行方不明になっていますが、発見されればその価値は計り知れないものとなるでしょう。

チベットで発見されたデニソワ人の化石

そして2019年、チベット僧が1980年に発見した人間の下顎の骨が古代人類の化石であったと発表されます。
それこそが、これまでロシアでしか発見例のなかった現生人類の祖先の一つといわれる、ネアンデルタール人より分化したデニソワ人の化石だったのです。
もちろんデニソワ人はミッシングリンクよりはぐんと現生人類に近い種です。
しかし、このことからチベットの山中に、かつて、まだ人間になる前の古代人類が存在していた何よりの証。
チベットという場所に、人類のなぞに迫るポイントがあるかもしれない、大きな証拠なのです。

ボンバチェの手が指し示す人間の姿

人間は、いかに猿から変化したのか。
このジン減のアイデンティティに関わるような大切な部分がかけているミッシングリンクの謎。
今は行方をくらますボンバチェの手の先が、もしかしたらその欠けたリンクのありかを指示しているのかもしれません。

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