チベットやウイグルで中国が何をしているのか…マスコミではあまり報道されない人権侵害について、オカルトオンラインでご紹介してきました。

今回は、中国がウイグル(東トルキスタン)で今もしている弾圧についてご紹介します。国連安保理の常任理事国で世界第2位の経済大国である中国の蛮行…。日本にとって近隣国である中国がどんな国なのかを知っておきましょう。

 

職業教育訓練センターの存在

中国が「職業教育訓練センター」と呼ぶ教育施設があります。

ここには、100万人のウイグル人が収容されていて、事実上の"強制収容所"と言われています。入浴や食事まですべてを監視されていて、ウイグル語の使用は禁止され、中国語を話すよう強要されます。

中国が主張している新疆ウイグル自治区にこのような収容所が500箇所以上確認されています。この施設に収容されているのは、犯罪者やテロリストではなく、監視カメラの映像や携帯電話のデータをもとに選びだされた人物です。

ウイグル人が信仰しているイスラム教を捨てさせて、中国人になり中国共産党に対して忠誠を誓わせるための教育が行われているといわれていますが、実際には暴力や拷問などが横行しており、死者も出ています。

中国政府は否定している

中国政府はこの「職業教育訓練センター」について『悪意のあるデマ』だとして、これを否定しています。そして、ウイグルの問題は人権侵害や侵略ではなく、内政上の問題だとして国際社会からの批判を意に介していません。

アメリカやフランスの人権団体や国連は、中国政府のウイグルでの様々な人権侵害を問題視してはいるものの、具体的な解決策や制裁などはなく、事実上、黙認している状態です。

ウイグル人の証言

中国政府が否定しているウイグル人への弾圧ですが、ウイグル人は中国政府からの弾圧を証言しています。

29歳のウイグル人の女性は、家族かせいるエジプトから帰国した際に空港で突然拘束され、尋問を受けそのまま刑務所に送られたそう。複数回の拘束のあと、釈放され帰宅したら、子供が亡くなっていたそうです。手術のあとがあり、死因は不明…。

その後も何度も拘束されては、外国語を話せる理由や外国に知り合いがいるかを執拗に尋ねられたそう。拷問を受け耳が聞こえなくなり、裸で監視され頻繫に注射をされ…。なんとか外国に逃れることができましたが、家族は今でも行方不明のままだそう。

もちろん、この女性は犯罪者ではありません。

ウイグル人である…というだけで拘束され、拷問を受けているひとがほとんどで、無理やり中国人と結婚させられたり、ウイグル人だからという理由で路上で暴行されることもあるそうです。

 

参考資料:東京新聞

 ザ・リバティweb

 

中国政府の極秘文書が流出?

ウイグルへの弾圧を否定して「内政の問題」としてきた中国政府ですが、様々な証言や映像があることを見ても、弾圧が行われているのば事実といって間違いないでしょう。

そして、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手した極秘文書がとうとう公になりました。

この文章は2017年に当時の新疆ウイグル自治区のトップだった人物が収容所に向けて送ったものとされています。

「絶対に脱走を許すな」
「違反行動には厳しい規律と懲罰で対応せよ」
「悔い改めと自白を促せ」
「中国標準語への矯正学習を最優先せよ」
「生徒が本当に変わるよう励ませ」
「宿舎と教室に監視カメラを張り巡らせて死角がないことを(確実にしろ)」

「生徒のベッド、整列場所、教室の座席、技術的作業における持ち場は決められているべきで、変更は厳しく禁じる」

「起床、点呼、洗顔、用便、整理整頓、食事、学習、睡眠、ドアの閉め方などに関して、行動基準と規律要件を徹底せよ」

引用:NEWSJAPAN 中国政府、ウイグル人を収容所で「洗脳」 公文書が流出

ある施設では点数制で収容者を管理しているそうで、思想変更もポイントになるんだとか。

 

これを見ていると、中国政府はウイグルの文化をすべて壊してなくしてしまいたい…民族浄化をしているとしか思えません。

中国はこの件についても「中傷」としていますが、国連人種差別撤廃委員会は中国が手続きをしないままウイグル人を収容所に入れている事実を認定し、懸念を表明しています。

参考資料:NEWSJAPAN 中国政府、ウイグル人を収容所で「洗脳」 公文書が流出

NEWSJAPAN 国連、中国政府がウイグル人100万人拘束と批判

まとめ

中国がウイグル人に対して行っている弾圧は、刑事手続きなしで収容所に入れて思想教育をするというものです。そして、収容所に入れるために行っているのは、監視・・・。まるで、香港警察がデモ隊を顔認証で逮捕しようとしたり、デモ隊に青く着色されて水をかけて人物を特定しようとしているやり方に、ちょっと似ている気もします。

国連は懸念を表明してはいるものの、ウイグル人への弾圧をやめさせることはできていません。今、こうしている間にも苦しんでているウイグル人がいるのです。