世界には様々な都市伝説が存在します。

都市伝説といえば根拠のないものが多いのですが、今回紹介するのは、現実のお話です。

アメリカのペンシルベニア州で有名になった都市伝説、「顔なしチャーリー」を知っていますか?

夜の住宅街に現れる、目や鼻のないのっぺらぼう。さらに顔が緑色に光るため「グリーンマン」とも呼ばれ、恐れられました。

しかしその真相は、悲しくて、恐ろしい……辛すぎる実話でした。

今回は海外の都市伝説、アメリカの「顔なしチャーリー・グリーンマン」とそのモデル、「レイモンド・ロビンソン」について紹介します。

ただしリアルで恐ろしい実話なので、閲覧は覚悟の上でお願いします。

アメリカの都市伝説「顔なしチャーリー・グリーンマン」

1920年代、アメリカのペンシルベニア州では夜になると、道やトンネルの暗がりで緑色の光を放つ奇妙な人物が多く目撃されるようになります。

謎の光と異様な顔。さらに夜にしか現れないという状況に、地元では悪魔の化身と呼ばれていました。

勇気をふりしぼり、顔を見たという人もいました。

その人物の顔はのっぺらぼうのように顔がなく、さらに顔の中心には大きな穴が開いていたというのです。

この話はたちまち広がり、都市伝説「顔なしチャーリー」「グリーンマン」としてアメリカ兵の間で話題になりました。

顔なしチャーリー・グリーンマンのモデル「レイモンド・ロビンソン」

「顔なしチャーリー・グリーンマン」と呼ばれた謎の人物、実は実在した一人の男性がモデルとなっています。

名前はレイモンド・ロビンソン。

1910年に生まれたレイモンド・ロビンソンは9歳の時に鳥の巣をのぞこうと木に登っていました。

しかし誤って手を滑らしてしまい、落下。その際に電線に接触してしまったのです。

電線のボルト数は、なんと1200ボルト

※死刑に使われる電気イスがだいたい1000~2000ボルト。日本の家庭用電源は100か200ボルトですね。

医師は助かる見込みはないと考えていましたが、レイモンドは奇跡的に生き延びることができました。

しかしこの事故によって、彼は両眼と鼻、耳を失い片方の腕も電線に接触した際の電気の衝撃で吹き飛び、変形してしまいました。

また感電の影響で、顔には大きな緑色のシミができました。このシミが、街頭で緑色に怪しく光ったのです。

都市伝説の裏側:レイモンド・ロビンソンの辛すぎる実話

醜い姿になってしまったレイモンド・ロビンソンは、社会から離れ、孤独に暮らすようになりました。

革の財布やベルトを作ったり、芝刈りの手伝いをしたりして、1日を過ごしました。

聴力だけは失わなかった彼の唯一の娯楽は、ラジオと散歩。家の周りのハイキングが好きでした。

静かに暮らしていたレイモンドですが、いつものハイキングコースに工事業者が入ったことで、彼の生活は大きく変わってしまいます

彼のハイキングコースは人通りの多い国道351号にかわりました。人目を避けるため、基本的には夜に外出することが多かったそうです。

しかし夜にレイモンドに出くわした人々は、みな「悪魔の化身」と呼んで怖れ、ついには「顔なしチャーリー」や「グリーンマン」といった都市伝説にまでなってしまったのです。

外出する際、レイモンドは杖とマットと財布を持ち歩き、自分を撮影させる代わりにタバコをもらったそうです。

そのためネット上には、彼の写真が今でも多く残っています。ただし少々ショッキングな画像であるため、リンクでの紹介とさせていただきます。

顔なしチャーリー・グリーンマンと呼ばれたレイモンド・ロビンソンの写真

辛いのは、通りがかる人すべてがいい人ではないということです

レイモンドが寝ている場所を調べあげて夜に襲撃したり、車でひくなどといったイタズラ(イタズラではすみませんが)をしたりしました。

他にも強制的にお酒を飲ましたり、家の前でクラクションを鳴らして騒ぐ。レイモンドを車に乗せ、適当なところで降ろして捨て去る者までいたそうです。

そんなことがあったためレイモンドの家族は、彼に「もう、夜に外を出歩くのはやめてほしい」と願いました。しかし彼は、最後まで夜の散歩をやめることはなかったそうです。

レイモンドは74歳のとき、老人ホームで人生の幕を閉じました。

「顔なしチャーリー・グリーンマン」は、悲しい実話から生まれた都市伝説

今回はアメリカの都市伝説「顔なしチャーリー・グリーンマン」と、そのモデルとなったレイモンド・ロビンソンの数奇なる人生について紹介しました。

アメリカには他にも様々な都市伝説があり、オカルトオンラインでもいくつか紹介しています。

たとえば、「表情のない女・無表情の化け物」呼ばれた女性です。ゾッとする真相で、コチラでくわしくまとめていますのでぜひご覧ください。

不気味な都市伝説や噂の正体は、案外実話であったりします。

そしていつの世も、現実が1番怖いものです。

「顔なしチャーリー・グリーンマン」は、都市伝説を生み出す悲劇の原因は日常に潜んでいるということを教えてくれます。

あなたの日常にも、都市伝説のモデルとなった現実がひっそりと隠れているのかもしれません。

いやもしかしたら、レイモンド・ロビンソンの日常が突然変わってしまったように、あなたが日本の「顔なしチャーリー」になってしまっても、不思議ではないのです……。

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