地球温暖化は世界レベルで取り組むべき環境問題として認識されています。

二酸化炭素をはじめとした温室効果ガス削減はすべての国にとっての課題ですし、環境問題に取り組むための世界的な会議も開かれています。

地球は暖まっている・・・確かに、夏は異常に暑くなったし、台風も巨大化しているような気がしますし、環境は変わっているようです。

地球温暖化すると、極地の氷が溶けて海水が上昇。海抜が低い土地は水没するというリスクがあります。ですが、普通に生活している中で「地球温暖化による水位の上昇」を感じることはそうそうありませんよね。

日本沿岸の水位が過去最高を記録

 

去年の日本沿岸の平均海面水位はこの30年間の平均と比べて8.7センチ(87ミリ)高く、統計を取り始めた1906年(明治39年)以降、最も高くなったということです。

気象庁によりますと、海面水位は10年や20年の単位で変動しているということですが、1980年以降は上昇傾向が続いていて、背景には地球温暖化の進展があるとしています。さらに去年は、黒潮が蛇行して関東や東海に接近したことから周囲より暖かく、体積の大きな海水が、沿岸の海面を盛り上げたことも影響したということです。

引用:日本沿岸の海面水位が過去最高に 背景に温暖化と黒潮か | 気象 | NHKニュース

2020年は新型コロナウイルスのニュースが多く、正直いって「環境問題を考えている場合ではなかった」という人も多いかもしれません。

ですが、地球温暖化は進んでいるようで、日本沿岸の水位は平均で8.7センチも上昇しているというのです。大きな海を見ていたら「たったの8.7センチくらい」と思うかもしれませんが、30年の平均で最高を記録しているのですから、これは大変なこと。

もちろん、すべてが温暖化のせいではなく、黒潮の蛇行や台風の接近といった要因もあったそうです。ただ、やはり海水面の上昇の背景には温暖化があると考えるのが妥当でしょう。

8.7センチ水位が上昇して、今すぐに私たちの生活に影響があるかと言われればそれはないでしょう。8.7センチ水位が上がったことを目で見て解る人は、海辺に住んでいる人でもまずありません。ですが、これが積み重なっていくと危険。世界には、海抜数メートルしかない島国もありますし、日本国内にも海抜が低い土地はあります。

ほんの数センチの差であったとしても、そのくらいは大丈夫だし平気だよとは言えないのです。

温暖化が進んだらどうなる?

地球温暖化が進んでしまったら・・・2100年までに温度は、1.1~6.4℃上昇し海面は18~59センチも上昇するとされています。

中には「寒いよりは暖かい方がいいでしょ」「寒いの嫌いだし・・・」という方もいらっしゃるかもしれませんが、温暖化が進むと良くないことが起こってしまうんです。

すでに氷河の減少や海岸が浸食が進んでいますし、巨大台風の被害も世界各地で出ています。また、マラリアなどの温暖な地域の感染症が広がりやすくなるという懸念もありますし、温暖化は良いことはひとつもないのです。

 

ちなみに、海抜が1メートル上昇したら、江東区・墨田区・江戸川区、葛飾区のほとんどの地域が何かしらの影響を受けるとも言われています。

温暖化は単に気温があがるというだけでなく、地球全体の気候を大きく変える要因になってしまうのです。自然の力には私達はどうしたって勝つことはできませんし、一度、変わってしまった気候を元に戻すことは簡単ではありません。

参考資料:地球温暖化が進むと地球はどうなる?