山梨県には神秘と伝説にあふれた湖があるのです。
それが今回紹介する「四尾連湖(しびれこ)」です。
後ほど詳しく紹介しますが、この湖には2つの伝説が今になるまで言い伝えられているのです。
今回の記事では、以下の3つのポイントに着目して紹介していきたいと思います。
今回はそんな「四尾連湖」について詳しく解説していきたいと思いますので、興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください!
ここでは四尾連湖の詳細と、言い伝えられている2つの伝説、そして「四尾連湖」と名付けられた理由について紹介していきます。
この四尾連湖は標高850メートル、周囲1.2キロメートルの山上湖です。
山梨県でも有数の景勝地なのだそうです。
この四尾連湖には古くから、富士山麓の山中・河口・西・精進・本栖の富士五湖と泉端・明見湖と共に龍神が祀られており、富士内八海の冷罵の一つとして数えられていたのです。
四尾連湖は、昔から雨乞いの伝説がありました。
今から300~400年前の事です。
二人の兄弟づれの侍が湖に住む怪牛を射止め、兄弟も犠牲になってしまったそうです。
この年はひどい干ばつに合っており、兄弟の犠牲が通じたのかまもなく雨が降り出したといわれているのです。
それ以来、干ばつの時には兄弟の墓に詣でて牛の頭を湖水に沈めて雨乞いを行ったと伝えられています。
昔この土地には頭が牛の姿をした鬼が住んでいたそうです。
夜になると人々を襲って食べたり農作物を荒らしたりとやりたい放題の状態だったそうです。
ある時、たまたま通りかかった腕の確かな武士がその話を聞き、それでは困るだろうと鬼を退治してくれるという話になったのです。
武士は夜、鬼が現れると死闘を繰り広げた末、やっと鬼の頭を一太刀で切り飛ばしたのです。
そして、切り飛ばされた牛の頭をした鬼の頭は生き良いよく飛んでいき、四尾連湖の中に落ちていったのです。
その、鬼の怨念が切り落とされた首だけではなく湖全体に浮かんでくるという説があるのです。
四尾連湖は「志比礼湖」とも「神秘麗湖」とも書かれていたそうです。
では、なぜ「四尾連湖」と呼ばれるようになったのかと言うと、四尾連湖の神は「尾崎龍王」という龍神であり、四つの尾を連ねた龍が住んでいる湖と言うことで「四尾連湖」と言われるようになったそうです。
四尾連湖では伝説で登場した牛の頭や鬼の頭が現れるといわれています。
夜の丑三つ時に四尾連湖に行くと、湖の中から湖と同じ大きさの巨大な牛の生首が出現するといわれています。
この話は、先ほど紹介した伝説に基づいて語られています。
しかし、この心霊現象については巷ではこう語られています。
「湖と同じくらいの牛の頭が出てきたらさすがにみんな気づくでしょ」
とこのような指摘があったそうです。
そのため、今では都市伝説程度に語られているそうです。
いかがだったでしょうか?
今回紹介した四尾連湖は心霊現象と言うより、昔から言い伝えられている「四尾連湖の伝説」のほうがおもしろかったですね。
このように昔の人から今に至るまで言い伝えられているという伝説は妙に興味をそそるのは筆者だけではないと思います。
この湖の名前も昔ながらの言い伝えで決まっており面白いと思います。
「地名にはその土地の歴史が刻まれている」ととある有名人が言っていました。
そのように考えるともっと知りたいという欲が掻き立てられますよね!
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参考:市川三郷町ホームページ 参考:日本の都市伝説(怖い話)&未解決事件