スーパームーンに月食・・・巨大地震の引き金になるのか

日本に住んでいる以上、規模の大小は別にしても地震を一度も体験せずに生きていくことはまず無理でしょう。

地震大国と呼ばれる日本は、地震に対する経験も多く、耐震強度など地震への備えが出来ている国という言い方もできます。それでもまだ出来ないのが「地震予知」です。

地震を予知できれば、被害を最小限にできるわけですが、天気予報のように地震を予知することは出来ません。ですが、地震が起る前兆かもしれないと考えられている様々な自然現象があります。もちろん、科学的には「関連は不明」とされているものが多いのですが、それでもまことしやかにささやかれる前兆もあります。

その前兆のひとつが、満月やスーパームーンです。

地震と月の関係はあるのでしょうか。そして、2021年5月には、スーパームーンと月食などが重なるタイミングがあるのです。

2021年5月から6月にかけて月関連のイベントが多い

2021年5月から6月にかけては。スーパームーンや月食など月が関係する自然現象が多く見られるタイミングです。

2021/05/26には、スーパームーンで皆既月食が起り、2021/06/10には金環日食で新月となります。食と新月あるいは満月が重なるのは当然のことですが、スーパームーンが重なると月の引力が影響が大きくなるとも言われています。スーパームーンとは、月の楕円軌道の影響で最接近するタイミングと満月か新月あるいは満月が重なることです。早い話、月がいつもより近いって事です。

このスーパームーンと地震には「関連性があるのではないか」とも言われているんです。そして、月食と日食が短い間に起ると地震が連動しているというデータもあります。

2004/10/14:部分日食
2004/10/23:【地震】新潟県中越地震、M6.8、死者68人
2004/10/28:皆既月食

2019/07/03:皆既日食(南太平洋、南米等)
2019/07/05:【地震】カリフォルニア州南部、M6.4
2019/07/06:【地震】カリフォルニア州南部、M7.0
2019/07/06:【地震】ニュージーランド付近、M7.1
2019/07/08:【地震】インドネシア、M6.9
2019/07/14:【地震】オーストラリア、M6.6
2019/07/14:【地震】インドネシア、ハルマヘラ島南部、M7.3
2019/07/16:部分月食

1935/07/11:静岡地震、M6.4、死者9人
1935/07/16:皆既月食、スーパームーン
1935/07/17:【地震】台湾、M6.2、死者44人

引用:
【緊急警告】5月26日前後に巨大地震発生か!? 月食・スーパームーン・日食が続く“超ヤバい時期”に突入、過去に壊滅的地震が連発!

などなど、確かに食とスーパームーン、そして、地震という三つの現象が近い日程で起っているケースがあるようです。

ちなみに、月食は日本で観測できますが、今回の日食は日本では見ることはできません。

スーパームーンの皆既月食はどこで見られる?

地震の前兆かもしれない・・・と考えると不気味にも思える月食ですが、天体ショーとして楽しみにしている方もいらっしゃることでしょう。

今回の月食は、日本で観測できるのですが北海道西部や東北地方西部、中部地方西部、西日本では月が上った時点ですでに月食が始まっている状態。つまり、月食中の月が昇るという現象を見ることができます。「月出帯食」と言う現象ですね。

 

スピリチュアル的には食の光はあまり見ない方がいいとも言われますが、せっかくの天体ショーですからちょっと夜空を見上げて見るのもいいかもしれません。

参考資料:【天体観測】5月26日はスーパームーンの皆既月食!

日食一覧(2010年から2035年)-国立天文台