ファンタジー映画でヴァンパイアや狼男、エルフなど異種族との恋愛を描いた作品は多いですよね。しかしホラー映画でゾンビとの恋愛を描いた作品があるのをご存じですか?
シリアスな作品もありますが、意外にコメディタッチで描かれている作品も多く、ホラーが苦手な女性でも視聴することのできるものもあるんです。
今回は恋人がゾンビという異色の恋愛映画を6作品ご紹介していきます!
恋人がゾンビといってもそのシチュエーションはさまざまで、最初から相手がゾンビだったパターンと、人間からゾンビへと変貌してしまうパターンなどがあります。
どのパターンも相手を思う気持ちは変わらないものの、ゾンビという化け物に対する考えなどで葛藤するシーンを見ることも。そして全ての作品が必ずしもハッピーエンドで終わるとは限らない点がポイントです。
公開当時から「ゾンビ版ロミオとジュリエット」と評価され、ホラーが苦手な女性でも見られるゾンビ恋愛映画として話題になっていました。
登場するゾンビたちは「ちょっと肌の色の悪い人間」くらいのレベルで見た目がわりと綺麗、ゾンビが人を襲うシーンも少なく、コメディタッチで描かれているためゾンビ映画が苦手という人でも見やすいです。
主人公のゾンビ青年「R(アール)」は美形ゾンビで、ヒロインの人間・ジュリーに恋をすることで人間とゾンビの関係に大きな変化がもたらされるというストーリー。
アイザック・マリオンさんがロミオとジュリエットを元にして執筆した小説『ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語』が原作になっているので、映画と小説を読むとより一層世界が広がるかもしれませんよ。
主人公・ザックの最愛の恋人べスがある日亡くなってしまいますが、理由もなく突然べスの家族と連絡が取れなくなったことを不審に思ってザックは彼女の家に潜入します。
べスの家に侵入してザックが見たのは、ごく普通に生活しているべスの姿!
ザックは彼女の両親にウソをつかれたと激怒しますが、べスは確かに死亡したものの墓場からよみがえり家に戻ってきたといい、その証拠に日がたつにつれ肉体が腐ってくる・性格が凶暴になるといった症状が表れ始めます。そしてよみがえり現象はべスだけにとどまらず、近隣の墓地から大量の死者が復活してゾンビとなり人々を襲い始めるのですが…。
こちらの作品もコメディタッチで描かれゾンビ化しているといっても綺麗系なゾンビなのであまりグロイ表現はありませんが、ゾンビ化問題は2人だけの問題ではなく世界レベルでの問題に発展してしまいます。筆者的にいくら最愛の彼女だとしても、ゾンビ化してあそこまでイチャイチャできるものなのかとちょっと疑問はありましたが、最後まで楽しめる作品ですよ。
主人公・マックスはオカルトショップの雇われ店長をしている青年で、極端な環境保護論者の恋人エヴリンがいたのですが、彼女のマックスへの依存や尽くす様子は異常性さえ感じさせるものがありました。
ある日マックスが一人で店番をしているときにエヴリンを呼び店内でいちゃついていたときに、軽いノリで「いつまでも一緒に」という言葉を、棚にあった何でもかなえるというジーニーという悪魔の前で誓ってしまいます。その後エヴリンは交通事故で死亡するものの、墓からよみがえりマックスの前に姿を現し付きまとい始めます。
こちらもコメディタッチでゾンビ彼女との恋愛を描いている作品なのですが、普通の人間と同じように動いて会話ができるし、ゾンビなのにお酒を飲んで酔う、関節がずれたりすれば自分で治すなど、ちょっと他では見ることのできないパターンのゾンビですね。
生前のエヴリンの性格を見て、こんな人実際にいそうと思ったのは筆者意外にもいるはず。やはり美人でも性格がアレだと…って感じで、もう少しまともな性格だったのなら違う結末になっていたのかなとも思います。
不幸にも亡くなってしまった主人公のカトリーヌの棺は、産廃業者が不法投棄をしている場所に保管されており、廃棄物の影響でゾンビとしてよみがえってしまいます。
かすかな記憶を頼り一人彷徨っていると、幼いころに親友のエレーヌと遊んだ古城にたどり着き、生前の記憶が鮮明によみがえるのでした。そのころ親友のエレーヌは古城の管理を任されていたのですが実はこの2人、レズビアン的な関係だったのです。エレーヌはカトリーヌがよみがえったことを知ると「もう離れない」と誓い、人肉を食べる彼女のために殺人を犯し食べものの調達を始めるのですが…。
恋愛といってもさまざまですが、こちらは珍しく同性愛のゾンビ恋愛映画。
フランス映画なのですが、1983年とかなり古い作品で日本でのタイトルは『ゾンビ・クィーン/ 魔界のえじき』となっていました。2020年3月現在、日本版のDVDは廃盤になっているようですが、Amazonなどの通販サイトなどでは輸入盤のDVDやBlu-rayが購入可能となっています。
何とこちらの作品、あのディズニー作品なんですよ!
しかも歌って踊れるミュージカル仕様になっているので、小さなお子さんでも楽しめるほど明るくコミカルな映画に仕上がっています。
ゾンビの住むゾンビタウンから人間の通う高校に転校してきた生徒たち。その中の一人、ゾンビながらにアメフト選手になったゼッドと、人間のチアリーダー・アディソンのドタバタ恋愛模様を描いています。
周囲からの偏見や妨害、価値観の違いなどたくさんの問題を2人はどう乗り切っていくのかが見どころです!
主人公・カートはガールフレンドのジュリーと父親が勤務する軍の施設に夜間忍び込み、死者がよみがえる薬の実験をのぞき見し施設から抜け出します。
2人が抜けだした後ゾンビたちが研究員を襲い、このことが原因で父親が左遷され転勤・引っ越しの話が出るのですが、カートはそれを嫌がりジュリーと一緒にバイクで家出しようとするものの、交通事故にあいジュリーが亡くなってしまいます。
カートは父親が勤務する研究施設でジュリーを生きかえらせるものの、よみがえったジュリーは次第に凶暴化していき、2人は軍に保護されるのですが…。
ゾンビ映画の中でも比較的コメディ路線なことで人気のでた「バタリアンシリーズ」。その3作品目に当たるこの作品、実はゾンビ恋愛映画なんです!
ゾンビ化したジュリーがカートを食べたいという欲望を抑えるために自分の身体にクギを打ち付けたりと痛いシーンは多いですが、互いを思いやる気持ちや相手に対する愛情が最後まで消えない作品。
そしてラストは…涙してしまう人もいるのではないでしょうか。
ゾンビ恋愛映画はコメディ路線のものが多いですが、バタリアンのようにシリアスなタイプのものもあります。主人公たちの立場を自分の立場に置き換えたとき、自分ならどういった対応をするのか考えながら見るとより楽しめますよ。
ゾンビ映画はこのほかにも主人公がゾンビウィルスに感染して、人からゾンビへ変貌する様子を描いた作品なども意外に面白いですし、コメディタッチな作品も多いです。オカルトオンライン内の記事でもゾンビ映画の紹介をしていますので、よかったらゾンビ映画選びの参考にしてくださいね!
昨今のゾンビブームでさまざまなタイプのゾンビが登場していますが、主人公やその家族がゾンビウイルスに感染し、人からゾンビへと変貌する過程を描いた作品があるのを知っていますか?ゾンビ映画全体からみるとその本数は少ないものの、人間の本性や家族愛・人としての尊厳など考えさせられるものや、コメディタッチに描かれていて純粋に楽しめる作品があります。今回はそんな「人からゾンビに変貌する過程」を見ることのできるゾンビ映画をご紹介していきますよ!人間からゾンビになる過程を描いた映画はこれだ!今回ご紹介する作品...
人からゾンビになるってどんな感じ?ゾンビになる経過を描いた映画9選 - オカルトオンライン|都市伝説・オカルト・怖い話・心霊スポット