【致死率90%以上?!】脳を食べる?!アメーバの恐怖

アメリカテキサスの6歳の男の子が亡くなりました。

その原因が”脳を食べるアメーバ”の仕業だったのです。

この少年の脳を食べたアメーバは「ネグレリア・フォーレリ」というアメーバでした。

新型コロナの恐怖の中にいる私たちをさらにゾッとさせる脳喰いアメーバのお話です。

脳に侵入する?!「ネグレリア・フォーレリ」とは

少年の命を奪ったアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」は、ヘテロロボサに属しているアメーバです。25–35℃の環境で繫殖し原発性アメーバ性髄膜脳炎を引き起こす人体に有害なアメーバです。

ちなみにアメーバは、新型コロナのようなウイルスでもないし、ビフィズス菌のような細菌でもありません。アメーバは原生動物と呼ばれるもので、単細胞。まだ、鞭毛や繊毛を持ないのが通常で、仮足を用いて運動をしています。

参考資料 ウィキペディア アメーバ 

「ネグレリア・フォーレリ」もこのアメーバの一種ということなのですが、致死率が高く恐ろしい病原体なのですが、怖いのはこのアメーバが検出された場所です。

少年の自宅のホースに殺人アメーバ「ネグレリア・フォーレリ」がいた

6歳の少年の脳を冒して死に至らしめたアメーバ・・・「きっとなにか特別な感染ルートだったんだろう」と思いますよね。

ですが、それがそうでもないんです。

亡くなった6歳の少年の自宅のホースなどから「ネグレリア・フォーレリ」が検出されたんです。つまり、日常生活を送る中で、感染してしまったのです。この恐ろしいアメーバは、通常は川や湖等で繁殖すると言われています。そして、何らかの理由で体内に入ってしまった場合は、鼻から脳に到達し脳を食べるというのです。

前頭葉にダメージを与え、最悪の場合は死んでしまう恐ろしいアメーバなので、感染したら死亡率は97%とも言われています。

亡くなった少年も「嘔吐が止らなくなり受診してCTを撮ったら脳が膨らんでいた」そうです。

脳喰いアメーバ・・・適温が25℃から35℃というあたりもぞわっとしてしまいます。そんなアメーバの感染源が自宅のホースだったというんですからますます恐ろしい話です。

水道水から感染した可能性があるということで、この少年の自宅がある場所では住民に対して「水道水を煮沸して飲むように」という呼びかけがされているそうです。

参考資料 日本にもその恐怖が? “脳喰いアメーバ”アメリカで少年死亡

日本は大丈夫なの?

致死率が高く恐ろしいアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」ですが、日本は大丈夫なのでしょうか。

実は、このアメーバは塩素にとても弱いため日本の水道水や浄水のレベルなら大丈夫だと言われています。ただし、川や池、水たまりなどのは別です。

日本国内でもこのアメーバに感染した例があり、女性が亡くなったこともありました。また、日本の水田などの環境はこのアメーバにとってとても心地よい環境だとする専門家もいます。

仮に、水道水にこの病原体が潜んでいた場合、鼻うがいなどで感染するケースもあるそうです。

 

まとめ

アメリカで6歳の男の子の命を奪ったのは、脳を食べると言われる恐ろしいアメーバでした。

このアメーバの感染経路は水道水だったのではないかとも言われています。致死率がとても高く恐ろしいアメーバ病原体です。

そして、日本にもこのアメーバは存在しているそう・・・。

 

 

参考資料

専門家が警鐘 致死率97%の殺人アメーバが九州から上陸する

CDC. Notes from the Field : Primary Amebic Meningoencephalitis Associated with Ritual Nasal Rinsing – St. Thomas, U.S. Virgin Islands, 2012

Miiko

ライター歴約10年 法学系院卒 得意記事は、歴史・スピリチュアル・法律等々 福岡の隅っこでコーヒー片手に執筆中