以前勤めていた会社の話。倉庫だった建物を改装して会社にしたそうです。以前は、介護用品のレンタル?などをやっていたそうで、ベッドをレンタルし、使っていた人が亡くなるとベッドが戻ってくることもあるので、そういう方の念があるんじゃない?なんて冗談で言われたりしていました。そこの建物は倉庫独特の薄暗い雰囲気。特に、天井の高い倉庫の上階を改造して作った2階は夜になるとなんとも言えない感じ。2階で体験した不思議な出来事です。深夜作業で10人くらいで居残りをしていたのですが、キリのいいところで先に帰った人たちがいました。その後、4人くらい入れる小さい会議室から笑い声がしたので、帰ったと思った人たちがまだいたのかと思ったのですが、とっくに帰っているとのことでした。

不思議に思って、隣の事務所にいた子達に「隣から笑い声したよね?誰かいたかな?」と聞くと「笑い声はわかりませんけど、うちらがここでちょっと騒いでたら、壁の向こうからドンドンってやられたので、ヤベー怒ってる!って思ったんです」と言っていました。聞こえた声はおじさんのドワッという笑い声で、彼女たちの声とは違いました。別の日、2階事務所で深夜作業をしているときです。3階も深夜作業で出入りする人が割といたのですが、突然フロアの端から端まで全力疾走する足音がドドドドドと聞こえたり、2階にあるトイレのドアがどたん、ばたんと開いたりしまったりする音が聞こえたりしていたこともあります。恐ろしさのあまり日が出るまで事務所から出ることができず、音楽などをかけて必死にやり過ごしていました。足音の後はだれも3階に出入りしていなかったので、一応誰かいるかと見に言ったのですが、もちろんだれもいませんでした。 [cc id=5874]

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オカルトオンライン編集部

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