2005年1月31日午前8時55分ごろ、郡上市和良町の被害者夫婦が住む自宅前の空き地に、夫(元和良村議会議長、事件当時81歳)が倒れているのを付近の住人が発見、警察に通報した。警察官が駆けつけると、夫は頭を鈍器で殴れられた痕があり、横向きに倒れて毛布を掛けられていた。さらに、被害者の自宅車庫の裏で、妻(事件当時78歳)がうつぶせで倒れているのを警察官が発見した。死因は夫婦ともに首を刃物で切られたことによる失血死であった。室内、特に仏間が激しく荒らされており、遺影の額縁が外され小物入れの引き出しがそのまま持ち去られていた。被害者宅にあったセカンドバッグも奪われていた。事件発覚の前日の30日昼に夫が地元の老人会の総会に支部長として出席しており、事件はその日の深夜に発生した。