午後2時半頃、香さんが学校から帰宅。母 郁子さんはパートに出ており、家には誰もいなかった。午後3時30分頃、姉・梢さんは電子エレクトーン教室へ通うために香ちゃんを自宅に残したまま外出した。その時、居間で寝転がってドリルの宿題をする香さんを確認。これが香さんの最後の姿となる。香さんは毎週火曜日、自宅から約540メートル離れた書道教室(午後4時から5時まで)に通っていた。その日も書道教室の日だった。午後6時30分頃、母の郁子さんがスーパーから戻ったときも自宅に香さんの姿はなかった。書道教室に電話をしたが「もう誰もいません」とのことだった。そこで、香さんと一緒に書道教室へ通っている友達に電話をしたところ「今日は来なかった」と言った。交通事故にでもあったのかと心配になり、書道教室までの道のりを念入りに捜索するも、香さんの姿はなかった。午後8時30分頃、学校に連絡を入れる一方、横浜旭署に通報した。書道教室へ向かう途中、香さんの身に何が起きたというのか、それ以降、行方が全くわかっていない。香さんの両親に犯人から何の連絡もないところを考えると、犯人は何の目的で香さんを連れ去ったのか、何を意味するのか、解らない事件です。この行方不明事件ですが2006年(平成18年)に公訴時効を迎えています。