【埼玉県の心霊スポット】畑トンネルに残る多くの恐怖体験

埼玉県飯能市「畑トンネル」といえば、明治時代に作られた文化遺産的な香りが漂う廃トンネルです。

AKB48のPVのロケ地にも使われたり、有名な都市伝説「人面犬」の発祥の地という噂もあり、全国的にも知名度があります。

しかしこの畑トンネル、実は埼玉県最恐と名高い心霊スポットなんです。女性の霊、何かが映るカーブミラー、四つんばいの老婆、首なしライダー、笑顔のシミなどなど……20年以上前から数々の心霊体験が語られています。

今回は埼玉県の心霊スポット、「畑トンネル」の歴史や心霊現象を紹介します。

埼玉県の心霊スポット「畑トンネル」の歴史

埼玉県最恐の心霊スポット「畑トンネル」は、埼玉県飯能市大河原・下畑付近の旧道(現・市道4-540-1号線)にあります。

明治41年に岩をくりぬいて造られたトンネルで、埼玉県初の煉瓦巻トンネルでもありました。

77年間県道として利用され、地域の発展に役立った歴史あるトンネルなのですが、昭和62年にバイパスが完成したことで次第に使われなくなり、1990年代末には通行禁止になりました

しかし静かな樹林帯に今もひっそりとたたずむレンガ建築物は、近代文化遺産として価値があるという声もあるほどです。実際に、かなり雰囲気があります。

AKB48のセカンドシングル『制服が邪魔をする』のPVロケ地に選ばれたのは、そういった理由からなのでしょう

しかしこの畑トンネル、同時に埼玉県最恐の心霊スポットとしても名高いのです……。

そもそも廃道や廃トンネルというものは、総じて心霊スポットになりやすいものですが、畑トンネルに関しては、実際に不気味な事実がいくつかあるのです。

まず、が出やすいです。そして畑トンネルの付近には、クマが出没します。怪我を負った人や、最悪死亡した例も過去にはあったのでしょう。そして地元の間でささやかれている有名な噂としては、出口付近で首つり自殺があったというものがあります。

埼玉県の心霊スポット「畑トンネル」の心霊体験

畑トンネル自体は100年以上の歴史を持ちますが、20年前にはもう心霊スポットとして恐れられていましたから、これまでに多くの心霊体験が語られています。

地元では「化けトン」(お化けトンネル)と呼ばれて親しまれていたようで、おそらく少年少女たちから肝試しスポットとして重宝されてきたのでしょう。怪談師の稲川淳二氏も訪れて、ビデオで紹介されたこともあります

しかし今では近隣住民から迷惑の声が上がったり、不法投棄や荒れ放題で危険もありますので、心霊スポットとして訪れることはオススメしません。

ちなみに、90年代に流行った有名な都市伝説「人面犬」というものがありますが……この人面犬、畑トンネルでも目撃情報がいくつもあるのです。中には、「畑トンネルが人面犬の発祥の地だ」といっている人もいます。真相はわかりませんが……。

ではここで、畑トンネルで語られた心霊体験をいくつか紹介しましょう。

  • トンネルの出口で後ろを振りかえると、四つんばいの老婆がものすごい形相とスピードで追いかけてくる
  • 事故で亡くなった親子の霊が出る
  • 首なしライダーが出る
  • トンネルから後ろを振り向いてカーブミラーを見ると、必ず何かが映る
  • ワンピースの女性の自殺者の霊が出る

「畑トンネル」の笑うシミの呪い

最後に、畑トンネルに伝わる「シミの呪い」という話を紹介します。

畑トンネルの天井には、白いシミがいくつかあり、人の顔に見えるものもあります。ほとんどは苦痛の表情を浮かべた顔に見えるのですが……。

中には、笑った顔のシミがあるらしいのです。しかしこの笑顔のシミを見た者は、必ず死ぬといいます。

肝試しに訪れたあるメンバーの一人の女性がそんな噂を知ってか知らずか
「あっ!あの染み笑ってるよ。あはは、面白~い。」と染みを指さしながら言った。
他のメンバーは彼女の言う笑っている染みを見つける事ができなかった。
天井の染みを指さしながら彼女は一人でケタケタと笑っていた。
そんな彼女の姿を見て周りのメンバーは気味悪がった。
その後、彼女は可笑しな言動を取り始め入院…、ある日、心不全で急死した。
病院の天井を見つめケタケタ笑いながら死んでいったと言う。

出典:心霊スポット写真館

今回は埼玉県の心霊スポット、「畑トンネル」の歴史や心霊現象を紹介しました。

埼玉県には他にも、「新三郷のトンネル」や「薬師堂のマキ」など有名な心霊スポットがいくつもあります。どれもオカルトオンラインでくわしく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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夏藤涼太

神話に魔法、UMAにUFO、超能力に超古代史、最新科学に都市伝説まで、オカルトならなんでもござれのWebライター。「日々にロマンを。毎日を豊かに。日常を非日常に」をテーマに書いています。学生時代の専攻は民俗学。