千葉県のホテル活魚(油井グランドホテル)といえば、全国的な知名度をもつ心霊スポットです。テレビ番組や本でもたびたび紹介されているので、知っている人も多いでしょう。
崩落の進む廃墟はどこも心霊スポットになりやすいものですが、ホテル活魚(油井グランドホテル)がここまで怖れられる理由は、2004年に凄惨な殺人事件が起こったからです。
しかし事件が起こる前から、宿泊客による刺傷事件が起きたとか、宿泊客の自殺があったとか……もともといわくつきの場所だったようです。
今回は千葉県最恐の心霊スポット、ホテル活魚(油井グランドホテル)の心霊現象と、過去に起こった殺人事件について紹介します。
画像引用元:Departure
お城のようなメルヘンな廃墟と、「活魚」という奇妙なミスマッチ感には、ホテル活魚の歴史が関わっています。
そもそもホテル活魚は、昭和50年代に「油井グランドホテル」というラブホテルとして千葉県東金市にオープンしました。しかし平成7年、建物はそのままに鮮魚料理店に経営転換します。
地元の漁港から仕入れた魚をいけすで泳がせ、新鮮な魚料理を、いかにもラブホな雰囲気が残る個室でふるまうという珍妙な料理店でした。しかし斬新過ぎたのか、経営はまったく振るわず、平成10年に廃業してしまいます。
その後、一瞬モーテルとしても経営していたようですが、すぐに廃業。今では廃墟として、すっかり荒れ放題になっています。
千葉県東金市といえば、もともと心霊スポットが多数存在するエリアです。しかしホテル活魚はその中でもトップクラスの知名度を持ち、全国的に何度も取り上げられている最恐心霊スポットなのです。
千葉県の心霊スポット、ホテル活魚(油井グランドホテル)では、2004年12月に凄惨な殺人事件が起こりました。茂原女子高生殺人事件です。
17歳の女子高生が強盗目的の男性5人に襲われ、すでに廃業して跡地となっていたホテル活魚に誘拐されました。そして暴行を受けたすえに電気コードで絞殺され、魚を保存するための大きな冷蔵庫に遺棄されたというのです。
犯人グループに未成年者が多かったことと、凄惨な事件だったため、途中から報道規制が敷かれました。ですから知らない人も多いかもしれません。
その後、主犯格2人(この2人は成人済み)には無期懲役が言い渡されたのですが、犯人の1人は獄中で自殺したということです。
胸糞悪くなる事件ですよね……。
ただしここで、気になる噂が1つあります。
そもそも油井グランドホテル(ラブホテル)が経営不振で、ホテル活魚に生まれ変わったと先ほど書きましたが、ラブホテル時代にも、宿泊していたカップルが喧嘩のすえに刺傷事件が起きたとか、ほかにも宿泊客の自殺があったと噂されているのです。そんないわくがあったせいで、経営不振になったというのですね。
ただし茂原女子高生殺人事件と違い、この昔あったとされる事件についての真相は、さだかではありません。
こんな凄惨な殺人事件が起こったり、数々のいわれもあった廃墟というのですから、心霊スポットになるのも無理はありませんよね。
ホテル活魚(油井グランドホテル)では様々な心霊体験が語られ、また多くの心霊番組や本でも取り上げられました。
たとえば2014年7月16日に放送された『世界の怖い夜!真夏に震える恐怖の絶叫SP』(TBS)では、「関東最強の心霊スポット」として紹介されました。
スタッフや霊能者が潜入したところ、霊能者が複数の霊を目撃し、また誰も触れていない扉が大きな音を立てて勝手に開くなど、様々な心霊現象が確認されました。
ホテル活魚(油井グランドホテル)は、霊能者も思わずビビるほどの最恐心霊スポットなのです。
他には、ミリオン出版の『廃墟本3』などでも取り上げられています。
危険が多いと思われますので、肝試しに訪れることはオススメしません。
今回は千葉県最恐の心霊スポット、ホテル活魚(油井グランドホテル)の心霊現象と、過去に起こった殺人事件について紹介しました。
千葉県には他にも様々な心霊スポットがあります。殺人事件が起きた「達磨神社(白幡神社)」、自殺があった「おせんころがし」、処刑台がある「佐倉城址公園」などなど、オカルトオンラインで詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
千葉県の最恐心霊スポットランキングはコチラ→【殺人事件】千葉県の最恐心霊スポットランキング!!