北海道の苫小牧市、ウトナイ湖の近くに、複数のラブホテル廃墟が立ち並んでいます。
その中の廃ラブホテル「ホテル・エンペラー」は、心霊スポットとして地元の間では昔から有名です。
今回は北海道の心霊スポット、「ホテル・エンペラー」や、他の廃ラブホテルについて紹介したいと思います。
北海道苫小牧市のウトナイ湖近くのウトナイ緑地に、いくつかのラブホテルがありました。古いものは1970年ころに開業したものの、2000年代にはすべて廃業してしまいます。
1つが「ホテル・エンペラー」、もう1つが「ホテル・ローヤル」です。どちらも名前はゴージャスなのですが、今やどちらもすっかり廃墟に。
「ホテル・ローヤル」に限っては、2018年に解体されました。この2つ以外に、コテージタイプのホテルもあったようですが、こちらもとうに解体されてしまったようです。
ですから現在、苫小牧市の廃ラブホテルといえば「ホテル・エンペラー」を指します。
この廃ラブホテルは廃墟というだけでなく、心霊スポットとしても有名です。
地元では、男性の霊、子どもの霊、女性の霊が出るなどの心霊体験が語られています。ラブホテルに子どもの霊が出るというのも、奇妙な話ですが……。
ちなみにウトナイ湖という名前はアイヌ語で、「背骨とあばら骨」という意味になります。ちょっと不気味ですよね。
廃ラブホテル「ホテル・エンペラー」は苫小牧市では昔から有名な心霊スポットでしたが、はっきりいって、現在は心霊スポットとして機能していないほどに崩壊が進んでいます。
ですから今では、廃墟マニアが訪れることの方が多いようですね。バリケードも設置されていますし、かなり危険だと思われますので、中に入ることはオススメできません。
YouTubeなどで調べるといくつか動画が挙がっていますので、そちらか外観を見るだけか、もしくはストリートビューなどで楽しむことを勧めます。それでも十分、この廃ラブホテルの崩落っぷりはわかるはずです。
棟の1つに関しては、完全にぐしゃりと潰れているほどですから。
まず通りを走ると、壊れかけた看板が目に入ります。看板にしたがって草やぶや樹林を抜けると、メルヘンチックな中世を思わせる門や、「静かに走って下さい」という文字が書かれたコンクリート柱が現れます。
廃ラブホテル「ホテル・エンペラー」は、その奥に居を構えています。
ホテルには「特別室エンペラーの間」、「男爵の間」、「プリンスの間」、「子爵の間」など、これまたゴージャスな名を冠された部屋がありました。
ラブホテルですから、当然部屋はすべて外光が入らないように薄暗くなる作りになっていたのですが(これがまた不気味で霊情報を呼んだのかもしれません)、今では壁にもいくつか穴が開いており、外から光が差し込んでくる始末です。
ちなみに苫小牧市には、樽前地区の海沿いにも廃ラブホテルがあります。こちらはもう今にも風が吹いたら崩れてしまうんじゃないかと思えるほど、「ホテル・エンペラー」以上に崩壊が進んでいます。
こちらもYouTubeには空撮動画などが挙がっていますので、廃墟好きの方は一度見てみることをオススメします。
今回は北海道の心霊スポット、「ホテル・エンペラー」や、他の廃ラブホテルについて紹介しました。
苫小牧市には他にもいくつかの心霊スポットがあります。六地蔵と人形の呪いがあるという「高岡霊園」や、「口無沼」、「勇払戦没者の墓」などなど……どれもオカルトオンラインで紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。